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14.天武天皇《てんむてんのう》
天武天皇が蒲生野へ遊猟に出かけたときの出来事と言われる。
紫草の匂へる妹を憎くあらば 人妻故に我れ恋ひめやも
☆意味☆
美しき紫草の色のように高貴な貴女を気に掛けれないはずはないでしょう、でなければ私も人妻と知りつつ言い寄ることなど致しません!
プチ解説:
匂へる、は染められたという意味、紫草の染料は高級品で、相手が高貴でとても美しいことを表している。
憎くあらば、は憎くあらなくに(とても気に掛けている(憎めない))と同じような意味、「気に掛けれぬ(憎いと思える)はずはない」という感じ。要するに「大好き」のひねくれた言い方。
これは、別に相手から妻を奪おうというわけでなく、恐らく再婚しませんか?というお話。当時はそれでも色々言われたのかも。




