第3話 進展
皆んな疲れていたからか、結局何も出来ないまま夜を迎えた。自分もお腹が空いていて、何もやる気がおきない。
晃平「……少し歩いてくる。」
誰も止めない。多分自分のことだけで精一杯なのだろう。ふと空を見上げると、月が見える。
ーーここでも月はあるのか……
大通りに着くが、薄暗い。電気がないのか、壁沿いに歩いていかないと迷いそうだ。
ーーどうしようかな…
壁に寄りかかって、今後のことを考えようとしていたとき、
???「やっと見つけた。君、ここの住民ではないよね?」
目の前に現れた、誰かに声をかけられた。
晃平「…え?」
???「よかった、ずっと探していたんだ。あれ、1人かな?複数持ってきたはずなんだけど……。」
1人でなにやら盛り上がってる。言葉が分からないので何を言っているのか分からないのが残念だが…
???「…………。もしかして、私の言っていること、分かってない?」
ーー????、ダメだ分からない。何を言ってるんだこいつ。
???「あれあれあれ、こういうときってどうすればいいんだ?……ちょっとごめんね、気持ち悪くなるかもしれないから我慢してよ。」
晃平「…え、ちょっ、、」
うなじの部分を掴まれ、頭に痛みが走る。全身に寒気が走り、再び吐き気に襲われた。
ーーやばいやばいやばいヤバいやばい
頭に何かが入ってくる。いや、頭が何かに侵されていく。そして意識が途切れそうになったとき、再び吐いた。
???「これで僕の言葉くらいは、分かるようになったはずだよ。文字の読み書きは別だけどね。」
晃平「あぁ…うっ、、ぇぇ」
何も食べていないので、胃液だけが地面に広がっていた。最悪な気分だ。
???「僕の言っていることは分かるよね?できれば返事が欲しいんだけど…。」
晃平「え、あぁ、、はい……。」
聞きなれないが、言葉は分かる。強制的に脳に叩き込まれた感じだが…。日本語とここの言葉の区別がつくので、不思議と違和感はない。
???「よかった!もう一度聞くけど、君はここの住民ではないよね?」
晃平「…はい。、、あの貴方は…?」
???「私?私の名前は、ヤオランテ。この国の…そうだな。一応、君たちをこっちに持ってきた人と言えばいいかな。」
ーー…ん?、、持ってきた??僕達を?
ヤオランテ「とりあえず、君の仲間?、、いや君と一緒にいたはずの異世界人の元へ案内してくれるかな?」
晃平「あ、あの……こっちに持ってきたっていうのはどういう。それに異世界人って…。」
ヤオランテ「それは、君たちが全員が集まった時に話すよ。どちらにしても、ここに持ってきたのは私だからね。この世界では、君たちは私の所有物と言っても過言ではない。ほら、はやく案内してくれないかな?」
結局、押し切られるような形で案内することになった。案内中、一方的に色々と質問されて頭の整理ができないまま案内地に着いてしまった。
雪夜「…この人は?」
晃平「よく分からないんですけど、僕達をここに連れてきた人らしいです。…あと、何かよく分からないんですけど、言葉を分かるようにしてくれました…。」
良太「まじかよ、、てことは俺達は本当に……。」
拓海「………異世界にきたんだ。」
ヤオランテ「晃平くん、少し下がっていてくれるかな?」
そう言うとヤオランテは、懐から何かを出し、、
ヤオランテ「眼が覚める頃には、全員言葉が分かるようにしておくよ。」
そこで皆んなの意識は闇の中に消えていった。
蘭丸です!今回はタイトル通り、少しだけ進展します。とは言っても異世界モノなら進展とは言わないかも知れませんが、、
自分にとっての異世界というのは未知の世界なので、言葉や文字が同じなのはヤバいだろと思い、とりあえず知らない言語にしておきました。
どうも小太郎です。
ここまで読んでくださりありがとうございます。
今回は謎のキャラであるヤオランテも出て、何とか物語が本筋の方に進め見始めました。(こちらとしても安心です)
今のところはまだまだ分からないことも多くて、ぶっちゃけ僕も蘭丸のやつを読んで「あ〜、これは面白くない.....」なんて思ってたりしますがきっとこれから面白くなると思いますのでこれからも蘭丸の応援よろしくお願いします。




