表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
英雄の知らない物語  作者: 星蘭丸&小太郎
第1章 絶望的な異世界?生活
17/20

第16話 逆襲

ヤオランテ「…ここは、何の空間だ?」


壁は灰色で、所々に扉らしきものがある。そして、中央部分は妙に明るい。自分が想像していた物とは違い、少し驚いている。


フィーア「…アインズ、ツヴァイはやく出て来なさい。」


ヤオランテから見て、右端の扉と中央の扉が開く。


ヤオランテ「…人と、牛?」


扉からは、茶髪の青年と人型の牛が現れた。


アインズ「まじだ。本当に人が入ってきてるじゃん。」


青年の方が何やら蛇と会話をしている。ヤオランテは状況が整理できずにいたが、少なくとも未知の生命体が存在していたという事実に少しだけ興奮していた。


ヤオランテ「あの青年も人型の精霊なのかな?まあ、それよりも…あの人型の牛の方が興味はあるけど。」


ーー人型の牛など、見た時も聞いた時もない。全員捕まえたいけど…、難しいかな。


ヤオランテの後ろからは、兵士が数十人単位でついてくる。


ヤオランテ「私はあの人型の牛を狙うから、君達は蛇と、あの青年を頼むよ。可能なら生け捕りに、無理なら逃げても構わない。とりあえず殺さなければ、何してもいいよ。」


ヤオランテは、核を起動させてツヴァイに向かって高速移動をする。ヤオランテの空間移動は、物体と物体が存在している空間を繋げて移動するもので、高速移動は使用者の時間経過を速めることで、使用者の行動、体内の働き全てが高速になる。しかし高速移動は1度に約100mが限界であり、使用後は少なからず身体に反動がくる。


ーー背後を取った!


ヤオランテは高速移動でツヴァイの背後に移動する。ヤオランテの両腕は魔術によって、空間そのものに干渉できるため、テレキネシスの真似事を可能としている。


ヤオランテ「ッ、!」


ツヴァイ「なるほど。俺の気付かない間に背後を取れたことは、素直に賞賛しよう。だが、どんな小細工をしてもそれが核の力によって得られた現象なら、俺には効かない。」


ヤオランテの攻撃は無意味に終わった。ツヴァイに干渉した瞬間、魔術基盤と核の機能が停止したからだ。ヤオランテが気付いた時にはツヴァイの蹴りが脇腹に入っており、そのまま吹き飛ばされた。ヤオランテはすぐ起き上がろうとするが、肋骨が衝撃のみで数本折れて、内臓の方にも損傷が入ったおり上手く立ち上がれない。


ヤオランテ「ぐっ、ああぁ、、」


ツヴァイは、倒れているヤオランテをサッカーボールのように頭から蹴り飛ばす。ヤオランテはそのまま壁まで吹っ飛び、首元に損傷を負う。


ヤオランテ「…一度、、撤退しましょう!このままでは、私が死にます!」


ヤオランテは吐血しながら叫ぶ。瀕死に近いが、まだ喋る気力はあるようだ。兵士達がヤオランテの近くに集まり、撤退の準備をする。


ヤオランテ「…魔術が通じないとなると、フリア達に頼むしかないか。」


魔術無しの近接戦闘では、フリア達が圧倒的に強い。彼らは身体能力だけなら、人類種の中でもトップレベルだろう。しかし、、


フィーア「彼ら、逃げようとしていますね。アインズ、ツヴァイ、逃がさず、殺しますよ。」


アインズ「はぁ?逃げるとか、早すぎだろ。」


アインズとツヴァイがヤオランテ達を逃がすまいと、追いかける。まだ戦闘が始まって数分も立っていない。


ヤオランテ「これは、、…少しだけ時間稼ぎをお願いします。」


ヤオランテはそう言うと、青白い光を纏い、迷宮の外へフリア達を呼びに空間移動をした。



フィーア「…空間移動?ですか。人類種の魔術は魔法の域に近づいていますね。」


アインズ「そこらの兵士共は雑魚だったけどな。けど、あの偉そうな奴だけ逃げたってことは見捨てたってことか?」


ツヴァイ「…いや、多分だが助けを呼びに行った可能性もある。人類種は数が多いからな。数百単位で来たら、流石の我々もキツいぞ。」


アインズ「まあ、どっちでもいいけど…、来るなら来るで、それまで久しぶりの雑魚処理をしようかな!」


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


フリア「今頃、ヤオランテさん達は迷宮探索中か。」


雪夜「どうなってますかね?ヤオランテさんって相当強いって聞いてますし、多分大丈夫な気がしますけど。」


フリア達は稽古を終えて、城に戻る途中だった。時間にして夕方。


雪夜「帰ってきたら、捕まえた生物も見せてもらいたいな。この世界って想像していた以上に面白いものが多いので、少し期待しているんですよね!」


健太郎「…そうですか?正直、よく分からないですけど。」


そんな会話を交えていると、


健太郎「…わっ。」


健太郎の足元に紅い液体が流れていた。


健太郎「なんだ…これ?」


雪夜「…これは…血、、かな?」


2人で紅い液体の発生源を見ると、そこには血みどろの何かが蹲っていた。

蘭丸です!投稿が遅れました。12月23日の投稿は難しいので、24日に2話分投稿します。本当にすいません!

どうも小太郎です。

ここまで読んでくださりありがとうございます!

やっとヤオランテが活躍してくれると思ったら、まさかの大ピンチ.....、初っ端からこの扱いは同情します。ヤオランテ.....。

ちなみにこの話を書いていた時の蘭丸はめっちゃ悩んでました。

それでは次の話で会いましょう。

ありがとうございました。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ