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昭和に出会った人たち  作者: 妻戸裕次


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第7話1970年11月25日-衝撃が走った

「えっ! えっ! えっ!」

世間を騒然とさせた、まさに血で血を洗うような凄惨な事件。

あの出来事を、今も覚えている人は多いだろう。


いつの日か、彼の写真を見た。右を向き、上半身裸で片ヒザを立て、日本刀を手にしている。筋骨隆々の体で、少し笑っていたような気がする——

「やっぱり右翼? 守備も右翼? ……なんのこっちゃ!」なんて、冗談も浮かぶ。


その男こそ、三島由紀夫。


彼は森田必勝、古賀浩士らとともに、自衛隊市ヶ谷駐屯地に乗り込み、憲法改正、特に憲法第9条の破棄を訴え、自衛隊員に決起(クーデター)を呼びかけた。


演説は……無念にも、嘲笑に包まれた。


そして三島は、総監室で割腹。

森田は、日本刀を古賀に渡した。

「必勝さん、了解!」と古賀。

——ほんまかいな!


だが古賀は、見事に三島の首を落としたという。


あれから半世紀以上。

今年は昭和100年(※昭和元年=1926年とすると2025年が100年目)。

もし三島が生きていれば、百歳……。


「誰が入れ歯やねん!(笑)」

「漬け物か!……それは白菜や!(笑)」

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