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昭和に出会った人たち  作者: 妻戸裕次


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第5話「昭和ノスタルジー漫談風」

いや〜団塊の世代ってのはね、なんてったって「テレビの申し子」なんですよ。

子どもの頃がテレビの創成期!そりゃもう、電波浴びて育ったテレビっ子の元祖。


「月光仮面」に「七色仮面」からの「紅孔雀」!

どこまで仮面つけるんや!


「風小僧」だの「番頭はんと丁稚どん」だの、今じゃタイトルだけで訴えられそうな勢い。


「スチャラカ社員」って…社員なのにスチャラカて!


「バス通り裏」なんて裏道ばっかり映してどうすんの(笑)


「夢で会いましょう」なんて甘いタイトルに「若い季節」、そんで極めつけは「てなもんや三度笠」!


あげればキリがないし、カスミも出ない。…なんのこっちゃ!!


ハラスメント花盛りの時代劇やホームドラマ、今見たらアウト満載!

 でも…懐かしいのよ、これが。


「スチャラカ社員」にはね、ナナ、ナント雄二(ミヤコ蝶々の旦那)も出てたし、

後の「緋牡丹お竜」こと藤純子が、壺も振らずにお茶くみ社員やってたのよ!

ヤクザもビックリのキャリアスタート。


それから「若い季節」には、坂本九と九重佑三子!

佑三子…好きだったなぁ〜(遠い目)

真剣に、「この2人、結婚すればええのに!」って思ってたもん。

テレビの前で1人トキメいてた、あの純情ボーイは今どこへ…?


で、スパーク三人娘よ!

中尾ミエと、伊東ゆかり、そして…誰だっけ?

「あなたが噛んだ小指が痛い……」って、そりゃ誰が噛んでも痛いわ!(笑)


甘ったる〜い声で「愛したひとはあなただけ……」って、まるで俺に言ってるような気がしてねぇ、ドキドキしたもんですわ。

ああ、あの色っぽい人、誰やったかな?……


──そんなある晴れた日。

近所の子どもたちがキャッチボールしてるのを眺めてたら、ボールがコロコロっとこっちに。


「おっちゃん、そのマリ取って〜!」


おお、マリ!? マリといえば……


「そうや! 園まりやったーー!!」


記憶の玉がストライクゾーンど真ん中に戻ってきた瞬間でした(笑)


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