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昭和に出会った人たち  作者: 妻戸裕次


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第21話昭和は歌の「起承転結」ワンダーランド!

――「木綿のハンカチーフ」に学ぶドラマチック恋愛講座――


昭和の物語といえば 起承転結!

小説だけじゃない、歌にもこの4部構成がバッチリはまる作品がある。


1975年、私が初めて “起承転結の歌” と運命の出会いを果たしたのが――

そう、**松本隆 作詞「木綿のハンカチーフ」**なのである。

(松本隆、同学年。うん、勝手に親近感。)


◆1番(起):いざ東京へ!

男「おら 東京 さ 行ぐだ!」

……いや吉幾三か!

女「私待つわ」

……いやあみんか!


この時点で昭和ヒット曲の濃度120%。


◆2番(承):指輪問題、勃発

都会に染まった男、指輪を送りつける。

ダイヤ? 真珠?

知らんがな!どうでもエエわ(笑)


「これ送っときゃ喜ぶやろ」的な昭和男子ムーブ炸裂。ところが彼女は喜ばない。価値観、ズレよ〜!


◆3番(転):写真、どうした!?

男「よっしゃ、ビシッと決めたヌード写真を!」

……って送るかーい!

普通はスーツやろ!落ち着け昭和男子!


しかし女は言う。

「野グソのついた野良着が……ちゃうちゃう!野グサのついた野良着が好きやったの!」

(※発音注意)


遠距離恋愛、心のディスタンス急拡大。


◆4番(結):別れのハンカチーフ

男「別れよう」

……ナイフで!?  切り出すな!(笑)


ショックの中、女が初めて口にした“物質的要求”。

それは――それはーー


涙をふくための “木綿のハンカチーフ”。


昭和女子の健気さに当時の日本は涙涙涙……。


◆そして現代

今の時代、この歌の世界観が“素直すぎる”“健気すぎる”と思われるかも。


でも――

やっぱり 松本隆、お見事‼

起承転結で人の心をここまで動かすんだから、さすが昭和ポップスの名職人!


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