第19話『〜昭和ジャングル珍道中〜』**
「ヨッコイショ」。
最近じゃ、イスに座るにも掛け声が必要になってきた。
あぁ…人はこうして“昭和のオジサン”へと進化していくのだ。
しかし、彼と出会ったのは、まだ掛け声なんかいらない若い頃のこと。
驚いた、驚いた、驚いたネ——
まさか彼が“28年目の真実”を知るなんて。
そう、57歳で「えっ!? そんなこと!?」という事実を知った男。
その間ずっと、命のギリギリを見つめながら暮らしていた。
昇る太陽、沈む太陽。
来る日も来る日も、ジャングル、ジャングル、またジャングル。
想像を絶するサバイバルの日々。
そして日本に戻ったときの第一声——
「恥ずかしながら帰って参りました」。
いや、恥ずかしいとかじゃなくて現代人みんな驚愕やで!?
その後の言葉は
「もう、何が何だか分からない」
——でしょうね!! 28年ぶりならスマホ見ても腰抜かすレベル。
長すぎたジャングル生活のせいか、
帰国後、公園のジャングルジムに登っていたというウワサ(※ウソです)。
グアムのジャングルから、
日本のコンクリートジャングルへ。
帰ってきたのは昭和の“今浦島”、横井庄一さん。
そして人々は彼の名で韻を踏む。
「ヨッコイショウイチ!」
……って掛け声!? もう本人もビックリや。
やがて彼はその掛け声とともに目を閉じたという(※ほんまかいな!)。
享年82歳。お疲れさまでした、横井さん。




