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ド底辺ホームレス中年男の俺がJK姪っ子に告られる!?2  作者: やまけ〜


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野宿生活再起(続き)

「しかし、月城家か……」


スマホ画面に指を滑らせながら呟く。


検索結果に現れた『月城家 - Wikipedia』の項目に目を通すうち、ヨシオの指先が止まった。


【月城家】

平安時代中期より続く武家であり、藤原北家直系の血筋を持つ。江戸期には幕府と朝廷の架け橋として機能し、明治以降は貴族院議員を多数輩出。第二次世界大戦後も財閥として存続し、現代においても各界に強い影響力を持つ名家である。


スクロールしていくと歴代当主の画像が並ぶ。


どれも厳格な表情でカメラを見据えており、そこに紫苑の面影を感じる。


(藤原家の末裔だと?しかも天皇家と繋がりが深い……?)


ヨシオは思わず喉仏を上下させた。


自分との住む世界があまりにも異なる。


ホームレスと華族。


交わるはずのない二つの軌跡が交差した瞬間を思い出し背筋が寒くなった。


「おい兄ちゃん!」


建設現場主任の怒号に我に返る。


「弁当代の500円頂戴できるかな?」


「な、何?このカレー500円だって!?」


ヨシオの声が裏返る。箱には確かに『社員食堂廃棄予定品』と書いてあるのに。


「当たり前だろ?ウチだって慈善事業じゃないんだよ」


現場主任が無愛想に突き出した手を見つめながらヨシオは唾を飲み込んだ。


(もう食べちまったしな……)


財布の中から皺くちゃの千円札一枚を取り出し差し出す。


(お釣りは良いですと言いたいところだが)


1円でも大事にしなきゃな。


「お、お釣り下さい!」


悔し紛れの捨て台詞に現場主任の口元が歪んだ。


「毎度あり!」


前歯が抜けた面でニヤリと笑って現場監督が立ち去る。


ヨシオは慌てて残金の計算を始める。


(3,000円-カレー代500円→残2,500円)


こりゃあ、早く仕事を見つけないと大変な事になるな。

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