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特別編 ギュスターヴ達の日常

これはレグルス侵略前のギュスターヴ達の話

日常の3人。レグルスに迫る悲劇。ギュスターヴの壊れた心。


神話×魔法×ファンタジー物語


特別編ギュスターヴ達の日常楽しんでってください。

これはギュスターヴ達がレグルス王国を襲う前の話。


とある酒場の端で

トランプゲームに興じる男達がいた


カードを強く握りつぶすガトラス。

左右をチラチラ目の端で追いながら、長く細い指でカードを伏せるサルコス。

そしてニヤニヤと楽しそうにカードを持っているギュスターヴ。


ギュスターヴ「あはっ♪フルハウス♪」


テーブルにカードがばら撒かれる

ハートのAダイヤのAのワンペア

そしてクローバーの3ハートの3ダイヤの3のスリーカード

確かにフルハウスだ。


ガトラス「なにぃ!!またお前の勝ちかよ!」


持っていたカードを大袈裟に空中にぶちまけるガトラス。


サルコス「んふふ。ギュスターヴ様は強いですねぇ…」


カードを伏せたまま脇のテーブルに置いてあるドリンクを飲むサルコス。

氷がカランとなり、一気に中身がなくなる。


ギュスターヴ「まぁね♪」


満面の笑みでそう返すギュスターヴはまるで、子供のように無邪気だった。


ギュスターヴ「それよりサルコスはいい加減僕に敬語使うのも、様付けもやめてよ♪」


サルコス「んふふふ…そうはいきません。ギュスターヴ様は偉大なお方です」


サルコス「それに私は年下です」


ガトラス「そんなん気にするこたぁねぇだろ!」


ガトラス「なぁ?ギュスターヴ!」


ギュスターヴ「あぁ♪僕らは最高の友達だしね♪」


ギュスターヴ「さて、そろそろでよっか♪」


酒場のマスター「お会計こちらになります。」


ギュスターヴがギロリとマスターに視線をやる。

一瞬冷たい目を向けるがその後にすぐにこやかな表情で伝えた。


ギュスターヴ「ここもう来ないから大丈夫♪」


酒場のマスター「へ?」


次の瞬間


ブチッ


ガトラスの大きな手が酒場のマスターを握りつぶす。

酒場に飛び散る血。

騒ぎ出す客達。

そんな騒々しさなど、まるで聞こえていないと言わんばかりの態度。

ガトラス「これでいいか?」


ギュスターヴ「いいね♪」


ギュスターヴ「さ♪そろそろレグルスにいこうか♪」


サルコス「んふふふ…ガトラスくんいつもお願いしてるでしょう。殺す時はなるべく無傷でって」


ガトラス「やだよ!めんどくせぇなぁ!」


サルコス「私の死体コレクションに加えなくては…かわいそうではありませんか!」


ガトラス「はぁ…また始まったよ。」


ガトラス「死体愛好家の変態が…」


サルコス「なっ!誰が変態ですか!!」


サルコス「私は変態ではありません!」


ギュスターヴ「あははは♪面白い面白い♪」


3人は楽しそうにその場を後にした。

騒ぐ客、動けない客を踏み潰し、殺しながら。

彼らは悪だが彼らなりの信念がある。

そしてその想いは人を容赦なく傷付ける。


ギュスターヴ「じゃ♪僕ちょっと行くとこあるから♪」


ガトラス「なんだよ!俺らも行くぜ」


サルコス「そうですよ。いつも3人で1つではないですか」


ギュスターヴ「いや♪1人で行きたいんだ♪」


ギュスターヴ「レグルス侵略前の束の間の休暇だしね♪」


ガトラス「そうか!じゃぁ先にレグルスに行ってるぞ!」


サルコス「んふふ。気を付けて」


ギュスターヴ「行ってくるね♪」


___________


小さな廃村

その村の端にある石の前


ギュスターヴ「……」


トン…

1輪の花を置く。

そして深く頭を下げる。


ギュスターヴ「さて♪じゃぁレグルス滅ぼしにいっちゃお♪」


ギュスターヴ「怒んないでよ〜♪」


ギュスターヴ「大丈夫♪大丈夫♪」


ギュスターヴ「きっと上手くいくよ♪」


誰もいない空間に向かってただ一人

喋り続けるギュスターヴ。

彼は心が既に壊れていた。


ギュスターヴ「やっ♪お待たせっ♪」


ガトラス「おう!まずは城の中落とさねーとな」


サルコス「この洗脳の宝珠を使えば一気に国の中枢をしはいできますよ〜んふふふ」


ギュスターヴ「うん♪じゃぁ、やっちゃおうか。」


彼らはまだ知らない。

怪物達に野望を食い止められる事を。

その怪物の中に

ギュスターヴが1番会いたくない存在がいる事も。

特別編ギュスターヴ達の日常読んでいただきありがとうございました。


特別編まだ続きます

次回もお楽しみください。


岡本煌(オカモトコウ)

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