表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
21/37

特別編 シン達の日常

皆ってこんな1面あるんだ。

を知っていただきたい。


神話×魔法×ファンタジー物語


APOLLO特別編楽しんでってください。

APOLLO特別編

シン達の日常


ネビュラ(ブビィ)の日常


真っ暗な空間。


ネビュラ(ブビィ)「……ここどこだ?」


辺りを見渡す。


誰もいない。


静かだ。


不気味なほど静か。


ネビュラ(ブビィ)「シーンとしてんな…」


その時。


遠くから声が聞こえた。


???「おーい!」


ネビュラ(ブビィ)「?」


振り向く。


そこにはシン達がいた。


シン「ネビュラーーー!!」


アラン「やっと見つけたでーー!!」


ヴィーラ「探しましたよ!」


ネビュラ(ブビィ)「おぉ!みんな!」


安心したその瞬間。


シン「お前今日から名前変わるらしいな!」


ネビュラ(ブビィ)「へ?」


アラン「知らんかったんか?」


バウス「……ウンコマン。」


ネビュラ(ブビィ)「は?」


ヴィーラ「ふふっ♪可愛い名前ですね♪」


ネビュラ(ブビィ)「いや待て待て待て」


コウ「いいじゃねぇか。」


ネビュラ(ブビィ)「よくねぇよ!?」


すると空から巨大な横断幕が降ってくる。


バサバサッ


♪♪おめでとう♪︎♪︎


新名称【ウンコマン】


ネビュラ(ブビィ)「いやぁぁぁぁぁぁ!!」


さらに。


アラン「ほれ。」


差し出される新しい仮面。


豚の仮面ではない。


ウンコの形の仮面。


ネビュラ(ブビィ)「絶対いやだぁぁぁぁぁ!!!」


シン「似合うぞ!」


バウス「……似合う。」


ヴィーラ「素敵です♪」


コウ「結構好きだな。」


ネビュラ(ブビィ)「全員敵だぁぁぁぁぁ!!!」


そこで目が覚める。


ネビュラ(ブビィ)「はっ!!」


冷や汗びっしょり。


ネビュラ(ブビィ)「ゆ、夢か……」


安心した瞬間。


隣で寝ていたアランが寝言を言う。


アラン「ウンコマン……」


ネビュラ(ブビィ)「ぎゃぁぁぁぁぁぁ!!!」

________________


コウの日常



アリエルガ王国首都ラグノリアの宿

そこには腹を空かせたシン達がいた。


シン「腹減ったぁぁ!!」


アラン「今日の飯なんやろな〜」


ネビュラ(ブビィ)「肉がいい!」


コウ「なら作るか。」


全員「え?」


30分後


ドンッ!!


テーブルに置かれる巨大な皿。


ヴィーラ「わぁ!」


アラン「めっちゃ美味そうやん!」


こんがり焼かれた肉。


スープ。


完璧な見た目の料理。


全員「いただきまーーす!!」


ガブッ


シン「うまっ!!!」


アラン「マジや!!」


ヴィーラ「凄いです!」


ネビュラ(ブビィ)「店より美味い!」


コウ「当然。」


コウ「料理は得意だからな。」


全員「へぇ〜」


シン「この肉なんの肉?」


コウ「フォルナ大森林で倒した猪の魔物、ロックボアの肉を蜂蜜とハーブで漬け込み、臭みと硬さをとった。それを低温でゆっくり焼いた後強火の炭火で更に2度焼き。そこから特製タレをつけたものだ。」


ネビュラ(ブビィ)「猪肉か!!なんか親近感湧くぜ。」


シン「お前それ食ったら共食いじゃ…」


ネビュラ(ブビィ)「あ?」


シン「ごめん笑」


アラン「このスープもクソうまいやんけ!!」


シン「このスープは?」


コウ「鹿型の魔物フォレストディアから出汁をとって肉は柔らかくなるまで煮込み20種類のスパイスと5種の野菜を加えたものだ。」


ヴィーラ「鹿肉ってこんな美味しいんですか!」


アラン「俺が作る料理は虫肉炒めたやつやけど、それは食べてくれんもんな」


コウ「当たり前だ。」


コウ「虫は気持ち悪い。」


アラン「虫肉も脂のってるやつはうまいんやけどな。」


その時。


宿屋の中を飛び回る虫。


虫「ブゥーン」


コウ「……。」


虫「ブゥーーン」


コウ「……。」


虫「ブゥーーーン」


ピタッ。

コウの腕に止まる虫。


コウ「うわぁぁぁぁぁ!!!」


ドゴォォォン!!!


宿の壁事テーブルが吹き飛ぶ。


アラン「料理だいなしやんけ!!」


ネビュラ(ブビィ)「虫相手に本気出すなぁぁぁ!!!」


ヴィーラ「宿がぁぁぁぁ!!」


シン「すげぇ!!」


コウ「近寄るな化け物!!」


アラン「化け物ではねーやろ…」


虫「ブゥゥゥーン」

___________



バウスの日常


アリエルガ王国首都ラグノリアの宿屋

シン達は夏の暑さにぐったりしていた


シン「暑ぃぃぃぃ……」


アラン「火の地方やからなぁ…」


ネビュラ(ブビィ)「なんか冷たいもん飲みてぇ…」


ヴィーラ「私もです…」


全員ぐったり。


その時。


バウス「……。」


無言で立ち上がる。


シン「?」


バウス「待ってろ。」


数分後。


バウス「……。」


テーブルにコップを並べ

砂糖とレモン果汁

蜂蜜と少しの塩

そして冷えた水をそそぐバウス


シン「お?」


バウス「飲め。」


全員「?」


ゴクッ


シン「つめてぇぇぇぇぇ!!!」


アラン「なんやこれ!」


ヴィーラ「美味しいです!」


ネビュラ(ブビィ)「最高じゃん!!」


バウス「氷で冷やした特製ドリンク。」


アラン「氷の魔力で作ったんか…」


バウス「作った。」


シン「すげぇ!!」


バウス「……。」


ちょっと嬉しそう。


翌日


シン「バウスーー!!」


バウス「?」


シン「昨日のジュース作って!」


バウス「……。」


アラン「俺のも頼むわ!」


ヴィーラ「私の分もお願い!」


ネビュラ(ブビィ)「冷たい食べもんも作って!」


バウス「……。」

数分後。


全員の前に完璧に冷えた特製ドリンク。

そしてかき氷。(シロップはブルーハワイ)


シン「神ぃぃぃ!!」


ネビュラ(ブビィ)「バウス神!!」


ヴィーラ「流石です!」


アラン「氷の王やな。」


バウス「……。」

ちょっと嬉しい。


さらに翌日


シン「バウスー!また特製ドリンク頼む!」


アラン「キンキンに冷やしてやー!」


ネビュラ(ブビィ)「かき氷ー!」


ヴィーラ「私も!かき氷食べたい!」


バウス「……。」


コウ「お前ら。」


全員「?」


コウ「バウスに少し気を使え。」


全員「確かに。」


バウス「……。」


バウス「別にいい。」


全員「優しい!!」


バウス「ただ。」


全員「?」


バウス「たまには自分でなんとかしろよ。」


シン「ごめん!頼りすぎてた!」


アラン「すまん。暑すぎて頼ってたわ…」


ネビュラ(ブビィ)「わりぃ。つい頼りになるから…」


ヴィーラ「ごめんなさい。甘えてしまってたよね…」


コウ「当然だ。」

(俺だけかき氷つくってもらってないし。)


バウス「まぁたまになら…つくってやる…。」

(別に頼られるのは嫌いじゃないしな)

____________________


ヴィーラの日常


アリエルガ王国首都ラグノリアの宿屋の庭では朝になると大きな声をあげ、鍛錬をする少年がいた。


シン「おらぁぁぁ!!」


ブンッ!!ブンッ!!


正拳突きをしているシン。


朝から鍛錬していた。


ヴィーラ「……。」


少し離れたベンチ。


ヴィーラはその姿を眺めていた。


シン「100!」

シン「101!」

シン「102!」


ヴィーラ「毎日ですね…」


シンは一度も休まない。


旅の途中でも。


怪我をしていても。


必ず鍛錬する。


ヴィーラ「すごいなぁ…」


その時。


アラン「なに見とるん?」


ヴィーラ「きゃっ!?」


突然現れるアラン。


ヴィーラ「び、びっくりしました!」


アラン「シン見とったんやろ?」


ヴィーラ「ち、違います!」


アラン「ほーん?」


ヴィーラ「本当です!」


アラン「俺が30分前にここ通った時もずっとここにおったやん」


ヴィーラ「そ、それは……。」


アラン「やっぱりシン見とるやないか。」


ヴィーラ「うぅ……」


顔が赤くなる。


アラン「好きなん?」


ヴィーラ「ち、ちがいますっ!!」


アラン「即答やな。」


ヴィーラ「だって……」


ヴィーラは再びシンを見る。


笑顔。真っ直ぐな瞳。


誰かのために怒れる優しさ。


ヴィーラ「その……」


ヴィーラ「尊敬してるだけです。」


アラン「ほーん。」


絶対信じてない顔。


ヴィーラ「本当です!」


その時。


シン「ヴィーラー!」


ヴィーラ「!」


シン「なんか用かー?」


ヴィーラ「えっ!?い、いえ!」


シン「そっか!」


満面の笑み。


シン「ならよかった!」


再び鍛錬へ戻る。


ヴィーラ「……。」


胸の奥が少しだけ温かい。


ヴィーラ(なんなんでしょう……これ。)


アラン「恋やな。」


ヴィーラ「違いますっ!!!」


宿中に響く声だった。



___________________


アランの日常


アリエルガ王国の首都ラグノリアでは星誕祭というお祭りが開かれていた。

シン達は旅の疲れを癒すついでにお祭りに行くことになった。


シン「おぉーーー!!」


ネビュラ(ブビィ)「人多すぎだろ!」


ヴィーラ「お祭りですからね♪」


屋台。


大道芸。


音楽。


活気。


アラン「……。」


バウス「なんだ。」


アラン「見つけてもーた。」


嫌な予感。


そこにあったのは。


超高級肉!


重量500kg


玉を投げて大当たり穴に入れば無料!!


アラン「……。」


全員(まさか…)


アラン「人生の勝負や。」


コウ「やめろ。」


アラン「勝つ。」


バウス「やめろ。前も負けたじゃないか。」


アラン「俺にはわかる。」


ネビュラ(ブビィ)「何が?」


アラン「今日は来とる。」


シン「何が?」


アラン「流れが。」


全員「ない。」


店主「参加費10000ゴールドだよー!」


アラン「乗った。」


コウ「やめろ。」


1投目


ハズレ


アラン「まぁ肩慣らしや。」


2投目


ハズレ


アラン「まだや。」


3投目


ハズレ


アラン「……。」


4投目


ハズレ


ネビュラ(ブビィ)「帰ろうぜ。」


アラン「待て。」


5投目


ハズレ


ヴィーラ「結構使いましたね…」


アラン「……。」


コウ「もうやめろ。」


アラン「人生にはな。」


全員「?」


アラン「引けない時がある。」


コウ「いや、引けよ。」


アラン「次で最後や。」


店主「まだやるの?」


アラン「あぁ。」


全財産。


ドンッ!!!


シン「うわぁぁぁぁぁ!!!」


ネビュラ(ブビィ)「馬鹿だぁぁぁぁ!!!」


コウ「終わった…女王からもらった資金が…」


バウス「まったく懲りてねぇ…」


ヴィーラ「アランさん!?」


アラン「見とけ。」


静寂。


投げる。


ヒュンッ


カンッ


カラン


コロコロコロ


ピタッ


•*¨*•.¸¸♬︎大当たり•*¨*•.¸¸♬︎


全員「えぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!?」


アラン「ほらな。」


店主「なんで!?」


アラン「流れや。」


コウ「意味がわからん。」


ネビュラ(ブビィ)「高級肉食べてぇ!!」


シン「すげぇぇぇぇ!!」


バウス「嘘だろ…?!」


アラン「これが人生や。」


数分後


店主「では景品の500kgの肉です。」


ドンッ!!!


アラン「……。」


肉500kg


アラン「これ運ぶん誰や。」


コウ「お前だ。」


____________________



シンの日常


アリエルガ王国ラグノリアの宿屋

夜もふけ辺りの光はなくなり

夜空には満点の星と惑星が宝石箱のように輝いている。


シン「……。」


皆が寝ている。


シンだけ起きていた。


夜空を眺める。


シン「不思議だな。」


前の世界。


俺が大空太陽だった頃。


世界は滅びていた。


誰も笑わない。


誰も未来を考えない。


毎日自分はいつ死ぬのか。

そんなことばかり考えていた。


なのに。


シン「今は毎日楽しい。」


思わず笑う。


アランのアホな発言。


ネビュラのビビり。


バウスの不器用さ。


ヴィーラの優しさ。


コウ兄の背中。


全部が眩しい。


(俺が大空太陽だった頃の世界には無かった。)


だから時々怖くなる。


もし、また失ったら。


もし、また守れなかったら。


あの時みたいに。


世界が終わったら。


シン「……。」


拳を握る。


シン「だから強くならねぇとな。」


俺は太陽だった頃、何も守れなかった。


何も変えられなかった。


でも今は違う。


シン「今度は絶対守る。」


皆を。


未来を。


そして…


ガタッ


物音がする。

振り向くとそこにはヴィーラがいた。

金色の髪が夜風になびかれ

夜空の星々の光に照らされたその顔は

今まで見たなによりも綺麗だった。


ヴィーラ「シンくん、まだ起きてたの?」


シン「あ、眠れなくて…な。」


ヴィーラ「星が綺麗だよね!」


シン「うん…すごく綺麗だ…」


今度は絶対守る。


皆を。


未来を。


そして――


まだ諦めてない。


あの日失った大切な人を。

特別編、シン達の日常を読んでいただきありがとうございました。


まだまだ特別編続きます。

次回もお楽しみください。


岡本煌(オカモトコウ)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ