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第69話 少年と|黎明《れいめい》


「――舐めるなっ! 『騒がしき夜』!」


 <怖い話スキー:蝙蝠(こうもり)!?>


 ナイトメアが大量のコウモリのような霊力で攻撃してくる!


「あら、丁度いい練習になるわ」

「なっ!」


 その1匹1匹を、すごい速さで切っていくつばきちゃん!


 <社畜王:はぁっ!?>

 <紳士的なお兄さん:でたらめな速さね……>


「ふざけるな! 我の――がはっ!?」

「隙だらけよ、お馬鹿さん」


 空中にいるナイトメア、安心しちゃってた?

 ごめんね!


 <闇より井出氏:跳んだ! いや飛んだっ!?>

 <うみんちゅうさぎ:……でたらめね>


「『夜爪(やそう)・乱舞』!」

「無駄よ」


 <ソシャゲの闇:木刀対爪の乱れ切り!?>

 <社畜王:木刀ってまずくない!?>


 大丈夫、僕の霊力が木刀にもこもってるから!


「いい加減離れなさい」

「ぐふっ!?」


 つばきちゃんが隙を見て一撃を食らわせる!

 つばきちゃん強い!


「ぐっ……はぁ……はぁ……仕方ない」

「お次は何かしら。全て叩き切ってあげるわ」


 <つーちゃん推し:かっこよ!>

 <ラッセルラピュセル:やだ、素敵>


「……『悪夢の夜・黎明(れいめい)』」


 これは……。

 町が明るくなってきた!


 <豚バラ炒飯:夜が……終わった?>

 <霊感少女型おいたん:闇が吸収されてる! 吸血鬼に!>


「くっくっく! これが我が切り札! 夜の力を再び我が手にっ! そして全てを我が力にぃぃっ!」


 <ラッセルラピュセル:大きくなってないっ!?>

 <うみんちゅうさぎ:筋肉!>


「――疾っ!」

「――っ!」


 ナイトメアの鋭い攻撃がまた! 


「死ね死ね死ねぇっ!!!」

「……」


 つばきちゃん……負けるなぁーっ!


 <イマスグモドレーヌ:がんばって!>

 <aaaa:負けるな!>


「はあああぁぁぁっ!」

「――効かないわっ!」


 つばきちゃんが爪を木刀で受け続ける!

 大丈夫、僕たちは全然いける!


 けど――。


「があぁぁぁぁぁっ!!」

「……っ」


 <うみんちゅうさぎ:今、ミシッて音がしなかった!?>

 <豚バラ炒飯:嘘だろ>

 <イマスグモドレーヌ:いやぁぁ……>


 あ、あれ……?


「――はーっはっはっは!」

「っ!」


 ナイトメアも気付いた!?

 さっきよりもめちゃくちゃ攻撃してくる!


 <紳士的なお兄さん:やばいやばいやばい!>

 <霊感少女型おいたん:耐えて! 木刀耐えて!>


「折れろっ! 折れろ折れろ折れろ折れろぉぉっ!!!」

「……まずい、わね」


 その瞬間――っ!


 <イマスグモドレーヌ:いやだぁぁぁぁ!>

 <豚バラ炒飯:おい>


 バキンッという音とともに、木刀が折れた!


「――死ねっ!」

「『禍断天剣(まがたちのあまつるぎ)』!」


 僕の……切り札っ!


「吹っ飛べっ!」

「なッ――ガァァァッ!?」


 出したと同時にナイトメアに叩きつける!


 <イマスグモドレーヌ:あぁっ! レイきゅん!>

 <闇より井出氏:なんだそれっ! なんだそれっ!>


「使って!」

「ええ!」


 地面に落ちたナイトメア向かって……行くよっ!


 <怖い話スキー:いっけーっ!>

 <豚バラ炒飯:行け>

 <紳士的なお兄さん:いけっ!>

 <うみんちゅうさぎ:行っちゃっえ!>


「「はぁぁぁっ!!!」」

「っ!?」


 奴は倒れて動けていない!

 これで――!


「待ってーっ!!!」

「――っ!」


 ――キラちゃん?


 <怖い話スキー:おい>


「もぅやめてっ! この人は――!」


 奴の目の前にっ!?


「止まらな――」


 <イマスグモドレーヌ:いやああああああ!>




 剣は、キラちゃんごとナイトメアを貫いた。

お読みくださりありがとうございます!


次回、キラちゃん死す!

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