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第25話 少年と尿

「――ってことがあったのよ」

「へぇ~! いいねぇキャンプっ! 行こうよ私たちもっ!」


 あれから数日後、ちょっとした動画配信を終えて、今は駅前で美味しそうな飲み物を飲んでるよ!

 注文するときによくわからない言葉を唱えていたから……もしかしたらじゅ物かもしれない……。


「当てはあるのかしら? あまり遠くに行くお金はないわ」

「当てはないっ! けど……今年の夏は奮発できるからねっ!」

「どうし――はっ!」

「……へへっ!」


 聞いちゃいけないみたいだ。

 それにしても、美味しそうなじゅ物だなぁ~……。


「……」

「……で、どう? 曰くつきのキャンプ場……いやいや、せっかくなら民宿に泊まって――」


 の、飲んでもいいかな……。

 ちょっとだけ……。


「あ、こらっ! レイくんはお子ちゃまだからコーヒーはダメだよっ! 代わりの持ってきてあげるから待ってて!」


 うぅ~……残念……。


「あら、飲みたかったの? ごめんなさいね、気が利かなくって」

「う、ううん」


 ちょっとだけ気になっただけだから……。




「お待たせ! コーラだよっ!」

「う、うわぁぁぁ~!」


 こ、これが……これがコーラ!

 メントスを入れるとすごいことになるって伝説の……!


「くすっ! レイくんったら~っ!」

「輝蘭羅さんの配信を見て面白がってたものね。うちではコーラは飲まないから」

「あー……あの配信、ね。あれはなかったことに……今は私たち、『キラキラ美少女除霊チーム☆』だけでいくからっ!」


 コーラっ! コーラっ!

 ちょっとだけ触れるようになって……いただきまぁーす!


「恥ずかしいわ、そのチーム名」

「ん~、他に――ってきゃっ!?」

「うげぇっ!? 口の中がっ、ゴホゴホッ、ば、ばくはつしたぁ~!」


 思わず吹き出しちゃった……。

 やっぱすごいよっ、コーラ……!


「もぅっ! レイくんったらぁ~っ! あははっ!」

「大丈夫かしら……ごめんなさいね」

「ご、ごめん……」


 ごめんよ、キラちゃん……。


「いいのいいのっ! ほらレイくん、コーラはシュワシュワするからゆっくり飲むんだぞっ!」

「う、うん……――わぁっ! シュワシュワしてあまくって……こほっ、おいしー!」


 なんだこれっなんだこれぇっ!?

 うまっうまっ! っぷはーっ!


「あははっ! かわいいなぁ~、もうっ! あ、ちょっと着替えてくるね」

「いってらっしゃい。よかったわね、撮影の日だから着替えを持ってきていて」


 うまっ! 実体化はつかれるけど……でもその分のエネルギーがもどってる気がするっ!

 これが……これがコーラっ!


 ▽▽▽


「うっぷ……」

「もぅっ! ここで吐かないでよぉ~?」


 コーラを飲み過ぎた僕は今、キラちゃんにおんぶしてもらって――けっぷ。

 今、駅に向かって歩いてるとこ……けっぷ。


「じゃあ、1週間くらいかけていろんなところを回るってことでいい?」

「ええ。何だか新婚旅行みたいでわくわくするわ」

「どきっ……じゃなくて、それ私のこと見えてる?」

「もちろん、端っこに。ゴマ粒以下だけど」


 さっきの話の続きみたい。

 キャンプの話からおとまり旅行の話になって……けぷ。


 あれ、なんだか、体が……?

 ……ムズッと……?


「何それっ! まぁいいわっ、帰ったら宿とか調べてみるから――ってわわっ!」

「? どうしたのかしら」

「何だか……覚えのある温かさね」

「あら、また漏らしたの?」

「私じゃないわっ!」


 うぁっ……あぁぁぁぁ……。


「ぐすっ……うぅぅ~……」

「もぅ、仕方ないわねっ。つーちゃんも一緒にトイレ行ってくれる?」

「――っ、ご、ごめんなさい!」


 ごめんよぉキラちゃん……本当に……うわぁぁぁ……。


「ごめっ、なさ……キラちゃ……うぇええぇぇん……」

「いいってっ、この体で飲んだの初めて? 体が慣れてなかったのかな?」

「ええ……実体化にはかなりエネルギーを使うみたいで……」

「まじ? コーラパワーすごっ! じゃなくて、トイレ行かなきゃねっ!」




 その後2回目の着がえをしてきたキラちゃん。

 恥ずかしくって顔を見ることができなかった……。




 それと……この日から訓練って言いながら飲み物を飲んだ後につばきちゃんにおんぶされる日ができた。

 けど、僕は同じ失敗をくり返さない男なんだ!

お読みくださりありがとうございます!

椿ちゃんは一体何の訓練をしようとしているのでしょうか……。




もう1つ小説を投稿しています。異世界転生モノです。

そちらもよかったらぜひお願いします!

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