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第23話 少年と成長


「それでは、今日は失礼しようかしら」


 あの後またようかんを食べて休んだ後――。


「何じゃ、泊っていかんのか?」

「何故そんな苦行――ではなく、遠慮しておきます。武器も持ってきてないですし」


 おとまり……。


「何故お泊りに武器が必要なんじゃ……」

「透は泊ってくだろっ!? 久々に鍛えてやるぜっ!」

「くっやっぱりっ! はぁ、顔はやめてくれよな……」


 ……いいなぁ……。


「……今度、お願い、でき、ますか……?」

「なぜそのように苦虫を噛み殺しながら言うのじゃ……ま、もちろん大歓迎じゃが!」

「いいねぇっお泊り会っ! 本当に来ようよぉ~!」

「えーっ? 女子どもはともかく、豪と透もいるんだぜっ!?」

「私は……いいけど」


 おぉっ! おとまりっ!

 何て素敵なっ!


「うふふ、楽しみねぇ~」


 おわっ! 誰この人っ!

 急に後ろから現れたぞっ!


「わぁ、綺麗なお姉さんっ!」

「あん? 豪にお姉ちゃんいたのかよっ!」


 とても優しそうなお姉さん!


「……それ、かーちゃん……」

「まっ!?」

「えーっ!? 20代に見えるんけどっ!」


 えっ!? お母さん……!?

 あれ、お母さんのおなかに……。


「あらあら、お上手ねぇ……ゴホゴホッ」

「あ、大丈夫ですか?」

「かーちゃん、寝てろよ」


 ゴーが悲しそうな顔をしている。


「うふふ、豪ちゃんのお友達が来てるんだから、ご挨拶しとかなきゃ、ゴホゴホッ」

「そんな……! わ、私たちまた来ますから……!」

「ごめんなさいねゴホッ……うふふ、その時はたっくさんお話ししましょうね~」

「はいっ!」


 お母さんがゆっくりもどっていく。

 その前に――。


「……悪さしちゃだめだぞ、おうえんしてやるんだぞ!」

「……!」


 おなかをなでながらそう話してみる。

 うん、これでいいんだ!


「レイくん?」

「ううん、何でもない!」


 へへっ! 何だかいい気分だ!




「お母様の体調、大丈夫ですか?」

「ううむ……あ、いや……元から体が弱くての」

「そう、ですか……」


 お母さんを見送った後、キラちゃんが話す。


「……そんなお母様なのに、あんな冗談を言ったんですか……」

「『いぇーい! あの世の母ちゃん見てるーっ!?』……」

「……」

「……」


 だれも、何も言えなかったよ……。


 ▽▽▽


 その日の夜、お家で――。


「ふぅ……」

「レイくん、今日はお疲れ様でした」


 いつものように、帰ったら早速お風呂。


 ちょっとつかれた、かも?

 エネルギーはほとんどつばきちゃんからもらってるはずだから、つばきちゃんの方がつかれてるんだろうけど。


「つばきちゃんの方がつかれてるよね。ごめんね」

「私? もう大丈夫よ。そんなやわな鍛え方はしてないわ」


 そう言いながら服をぬぎ始めるつばきちゃん。

 んん……?


「あ、ありがとね! そそ、それにしても今日はいっぱいお勉強できた気がするよ!」


 ゴーのお父さんの話、霊力の使い方、じょれいの仕方……。

 他にもあった気がするけど……何だっけ?


 一回り大きな男になった気がする。

 気がするんだけど……。


「ふふ、そうね。特に最後の男の話、わざと聞かせてくれたのでしょうね」


 そう言いながら下着――ブラジャーを外そうとするつばきちゃん。


「まっ! 待ってっ!」

「? どうかした?」


 そのっえとっ!


「あ、あのさぁ……今日は僕、おふろやめとくねっ!」


 急いでその場をはなれようとしたけど――。


「す、進めないんだった……」


 つばきちゃんから2メートルくらい。

 そこから進むことができないっ!


「何を言ってるのかしら。さぁ、イクわよ」


 いつの間にか……すっぽんぽんじゃないっ!

 うわぁぁぁ~……! あああぁ~っ!


「そうだ、久しぶりに洗いっこしましょうか。ほら、実体化してごらん」

「だ、だめっ! それだけはダメっ!」


 以前から少しの間物にさわれるようになったけどっ!

 だからって――!


「そう。まぁ、触れるだけで実体化とは言えないものね」

「そうだよっ! 結構疲れるしっ!」

「それじゃ、私のことを洗ってくれるかしら?」

「ぷはっ!?」


 血が、鼻血が出てる気がする……っ!

 出ないけど!


「は、はわわわわぁ~……」

「ふふ。いいのよ、どこからでも……んっ」


 わわわ~……!


「お姉ちゃん! 一緒に入ろっ!」

「――っち」


 さくらっ!?

 た、助かった……。


「あら、急にどうしたのかしら桜ちゃん」

「久しぶりに一緒に入りたくなって! いいよねっ!?」


 あ……。

 僕は、助かってなどいなかったんだ――。


「あら、裸になっちゃっていいの? レイくん――あなたのお兄ちゃんが見てるわよ?」

「べっつにぃ~! お兄ちゃんだしっ! それを言うならお姉ちゃんの方が問題でしょっ!」


 そう、さくらは妹……。

 妹なんだ……妹。でも、おっぱい。


「問題ないわ。婚約者であり恋人であり――」

「大ありよっ! そもそも――」




 ……妹、なんだから……妹……。

 あぁ……とっても、大きい……。



お読みくださりありがとうございます!

最近急にできた妹は、本当に妹なんでしょうか……。


本日の更新はここまでです。

明日からまたよろしくお願いします!



もう1つ小説を投稿しています。異世界転生モノです。

そちらもよかったらぜひお願いします!

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