8 花嫁アメリアの驚愕
よろしくお願いします。
多くの小説のある中、この小説のページを開いて頂き、誠にありがとうございます。
楽しいと思って貰えたら、嬉しいです!
ほええええええ!!!!!
なんで、ジェラルド先輩がここに!???
ベールを上げられて、怖かったからうつむいてたんだけど、ゆーっくり顔を上げたらジェラルド先輩の顔があった。
ものすごくものすごくものすごく、ビックリした。
ジェラルド先輩だよね!髪色違うしメガネも無いけど!
メガネの奥の目の形、鼻も口も顔の輪郭も先輩だし!
背の高さも!身体つきも!身体の動かしかたも!
ジェラルド・リットン先輩だ!
なんで、ウィンダム公爵の結婚式に???
私がスタンリーからラッセルになったのと同じように、姓がかわったの?
ジェラルド先輩も驚いている。固まってる。
「リットン先輩、、」
つぶやいた。
「スタンリー嬢、、、」
先輩もつぶやき返した。声もジェラルド先輩。間違いない。私を知ってるし。
「誓いのしるしを」
神父様がもう一回言った。
私達の雰囲気に、神父様も挙動不審だ。
我に返った先輩が嬉しそうに微笑んで、私の顎をくいっと上向けて、私の唇に口付けた。
、、、嬉しい。
ビックリした以上に嬉しい。
コレ、夢かなぁ。
私、気絶して夢を見てるんじゃないかなぁ?
だって、好きな人が花婿姿で、祭壇で私を待ってて、チュッってしたんだよ??
もう会えないはずの、ジェラルド先輩。
ジェラルド先輩はルドガシア王国の人だし。ここにいるわけ無い。だから、きっと夢だ。
凄い現実感ある夢。
白昼夢って初めて。ボケーっとしてしまった。
「アメリア嬢、しっかりして」
ジェラルド先輩の声がする。
アメリア嬢だって!名前を呼んでくれたよ!嬉しい!
花婿姿の先輩は超美形。
銀の髪に青銀の艶が光ってる。不思議な髪の色。
瞳は深い青で、金の煌めきが散っている。見たこと無い瞳。素敵。
前の色もカッコ良かったけど。
どちらにしろ、同じ人。ジェラルド先輩だから。
「夢でも、幸せ」つぶやいた。
「夢じゃないよ。現実だから。ほら、僕らの結婚式だよ。シャンとして、ね。王族の方もいる」
ジェラルド先輩が私の手を撫でた。ぎゅっと握った。
その言葉に、感触に、シャキーンと背筋が伸びました。
なんでかわかんないけど、コレ現実!!
私は花嫁役!!ラッセル侯爵家を背負ってる!
ニコニコして、ジェラルド先輩のエスコートを受けて歩きだした。
「ジェラルドと呼んでね」
先輩が小声で言った。
本人を名前で呼べる!
もちろん「はい」と答えた。
ウィンダム公爵嫡子様がジェラルド先輩だったのかな?
いやいや、先輩はルドガシア王国のリットン子爵家嫡子だったはず。
身分を隠して留学してたのかな?
ウィンダム公爵家嫡子様が、アメリに惚れて、結婚になったんだよね??いつジェラルド先輩はアメリと出会ったのかな??最近??
はっ!先輩はアメリに逃げられちゃったんだよね??こんなに素敵な先輩なのに!
わけがわからない!
頭の中は???マークのまま。ジェラルド先輩にエスコートされて教会の外に出た。
王都の住人達が注目している。歓声が上がった。
皆ニコニコしてる。
私は幸せな花嫁です!!って顔に張り付けた。
ジェラルド先輩が苦笑してる。うん?本当に嬉しそうに笑ってる。
良かった。
ジェラルド先輩が幸せそうで。
ルドガシアでは、ジェラルド先輩は苦しそうにしてたから。隠し事をしてたみたいだから。
良かったね、先輩。今が幸せで。ずっと先輩の幸せを祈っていたから。先輩が幸福そうで、私も嬉しい。
先輩の花嫁の代役でも、こうして先輩の横に立ってるのが嬉しい。
お読み頂きありがとうございました。
楽しんで頂けたら嬉しいです!




