番外編 私達の結婚式 4
よろしくお願いします。
「結婚式をここで挙げるんですね」
アメリアとジェラルドはレーヌ村のシンシー教会前に来ていた。
結婚式のためにレーヌ村に着いてすぐ、2人は教会に散歩に来ていた。
「懐かしいな。変わらないね。以前来たのは、3年前か。アーノルドが生まれる1年くらい前だったな」
ジェラルドが教会を見上げた。
「ええ。遅くなった新婚旅行でしたね」
懐かしみ微笑むアメリア。
アメリアとジェラルドは教会に入った。
「いつ来ても素敵、、、。ここで式を挙げられるなんて、嬉しいわ」
アメリアが祭壇後ろのステンドグラスを見上げた。
「私は、リアと結婚するまで神様を信じていなかった。他の人に神様はいても、私には居ないと思っていたんだ。
あの日、見知らぬ女性と結婚すると決めた日も。
自分は伴侶すら他人に決められてしまうのかと、悔しかった。
ヴェールを上げて、花嫁がリアだった時に、全てがひっくり返ったよ。
私の人生に光が差して、輝いた。神様の存在を信じた。
リアは私の生きる道を照らす光だよ。リアと結婚出来て、毎日幸せを噛み締めている」
ジェラルド。
「ルド、、、。私こそ、ルドと結婚してから、毎日幸せよ。
ふふっ。私だってあの日、祭壇でルドと再会したのは凄く凄くビックリしたわ。
あの結婚式は、神様に魔法みたいな奇跡を貰えた日よ」
アメリアがジェラルドに涙ぐみなから微笑んだ。
「私もそんな気持ちだったよ。リア。あの日は僕にとって奇跡だ。」
2人は頬を寄せ合い、軽いキスをした。しばらく余韻に浸る。
「、、、、、ここのステンドグラスは変わってるな」
ジェラルドが祭壇の後ろのステンドグラスをじっと見た。
大きなステンドグラスに主神の女神が地上を照らし護る様子が描かれていた。
その端に、女性が赤子を抱き片手に果実を持つ姿がある。その女性
の持つ果実は、青かった。
「青い果物、、、。そういえば、ルド、私ね、以前ここで不思議な体験をしたの。夢だって、皆言うんだけどね」アメリア。
「へぇ、どんな夢?」
「3年前、ルドが呼ばれて先に帰っちゃったてしょ?」
「あぁ。申し訳無かったよ。私はもっとリアとここで過ごしたかったのに」ジェラルド。
ジェラルドがいない間に、レティシアが屋敷内で元使用人に襲われた。解雇した使用人が嘘をついて入り込んだらしい。
ジェラルドだけが王都に急ぎ戻ったのだ。
レーヌにはアメリアとジェラルドに心から忠誠を誓う者しか使用人として連れてきていない。
護衛も正直で誠実な気質の者だけを選んである。
ジェラルドはレーヌの方がアメリアには安全だと判断し、1人王都の屋敷に戻った。使用人に厳しい処置をするので、アメリアを遠ざけたい気持ちもあった。
「それで、どんな体験だったの?リア」ジェラルドが話を促した。
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