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<完結済み>結婚式に参列に行ったら自分が結婚しました  作者: つーかたかさん


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18/31

18 最終話 愚者達の自爆自滅

あまたある小説の中、こちらのページを開いて頂き、誠にありがとうございます。

指が乗って2話分くらいあります。


残酷な事を書いてます。

ザマァを徹底してます。

苦手な方は、読むのを控えて下さいまさせ。

レティシアがウィンダム公爵邸に帰宅した。


居間にいたジェラルドとアメリア。

居間に入ってきたレティシア。

「面白そうな場面を見逃したわ!アメリが来たんでしょ?」


「お祖母様、何を期待してたんです、、、。アメリの戯言には疲れただけですよ」

あきれ顔のジェラルド。


「アメリが言うことは想像つくわよ。

アメリアがアメリに言い返して、ジェラルドが嬉しそうにする場面を見逃したのが悔やまれるの」

レティシアがジェラルドとアメリアを見て悪戯っぽく笑う。


「ほら、アメリアが赤くなったわ。イチャイチャしたんでしょう?」

クスクス笑いながらレティシアが言う。


「お祖母様、、、」

ジェラルドが呆れた声を出した。


「曾孫が生まれるのも近いわね。楽しみだわ」

レティシアは笑った。

ますますアメリアは赤くなった。

毎晩ジェラルドに寝室に連れ込まれ、アメリアだけ寝坊しているからだ。


ジェラルドが話題を変えた。

「お祖母様、湖畔より連絡が来ました。ジェラールは持ち直したそうです。おそらく、回復に向かうと。

アメリを湖畔へ送ります。

彼らの婚姻の手続きをしましょう」ジェラルド。


「そう、ジェラールが。、、、良かったわ。

愚かだけれど、死ななければならないほど悪い子ではないわ。

こちらに害をなさないなら、穏やかに過ごさせたいけれど。

リゼットとアメリがねぇ。苛烈だから。

男達は彼女らの言いなりになるだろうから。処置しなくてはいけなくなるわ、、、」

レティシアが悲しそうに言った。


「そうですね。、、、影から報告が来ておりました。

既にリゼット様が我々を殺害する計画を立てております。

リカルド様も、、、、それに反対しておりません。

私だけでなく、レティシア様も手にかけるおつもりです。許すことは出来ません」ジェラルド。


「そう、リカルドまで、、、私を、、、。

追い出した事で憎まれたのね。

反省しなかったのね、、、。

ジェラールが持ち直したなら、私達が邪魔でしょうね」

レティシアが悲しげな顔をした。


「もう少し、様子をみましょう。

ダメなら、蠱毒とやらを試してみましょう」ジェラルド。


「「コドク???」」

レティシア&アメリア。


ジェラルドが説明した。

「東洋で呪術に使うらしいのですが。忌まわしい爬虫類や虫を1ヵ所に集めて、互いを攻撃させあうそうです。

私は呪術は知りませんが。

彼らが人なら話し合い、協力し平和的に過ごせます。

そうでないなら、お互いに憎しみあうでしょう」



書類上ジェラールはアメリと結婚した。

ジェラルドはアメリを湖畔の館へ護送した。


湖畔の館には多くの使用人を派遣した。侍医も常駐。

十分な待遇の生活。


ジェラールはアメリが来たことを喜んだ。


リカルドはアメリが結婚式に来なかった事を詰問した。


アメリは式を欠席した言い訳に、身体中に蕁麻疹が出て、代役を頼んだと説明した。


リカルドはアメリに不信感を持ちながら接した。

リゼットもアメリが気に入らなかった。

ジェラールが倒れた時、アメリは1度も見舞いに来なかったからだ。


リカルドとリゼット夫婦、ジェラールとアメリ夫婦で喧嘩し始めた。


しばらくすると、四人は同じ目的を持って団結した。


ジェラールが回復したら湖畔の館を出て、オルレアン公爵家を頼る。

現ウィンダム公爵(レティシア)後継者(ジェラルド)を告発。

爵位の代替わりと後継者変更を無効にする。

平行してレティシアとジェラルドを殺害する。

ウィンダム公爵家にいる使用人を使って、毒を盛る計画をたて始めた。

事故に見せかけ殺害や、暴漢に襲わせる案も出し、楽しげに話し合った。

四人は王都に帰り咲く日を夢見て過ごした。


オルレアン公爵宛にリゼットは手紙を書いた。リゼットの使用人に渡し、帰郷した時に弟のオルレアン公爵に渡すように、と。

使用人達は順番に休みを取り、湖畔の館から出て帰郷していた。


リカルド達は湖畔の館から出られない。ウィンダム公爵家の騎士が見張っている。


リゼットは弟に助け出して貰うつもりでいた。

しかし、いつまで待っても、オルレアン公爵家の者が助けに来ない。



アメリが湖畔の館に来てから2ヶ月が経った。

ジェラールがほぼ回復した。

痩せて多少歩行困難だが。ベッドから下りて自分で歩けるまでになった。


報告を受けてジェラルドは使用人達、侍医を湖畔の館から撤収。そのために騎士を派遣した。


湖畔の館は陸とは断絶。

リカルド、リゼット、ジェラール、アメリだけ置き去りにさせた。


置いていかれると理解した彼らの挙動は貴族とはかけ離れた姿だった。

使用人に掴みかかり、髪を振り乱し、目を血走らせて自分も船に乗せろと暴れた。

残された彼らの激怒の様子は尋常ではなかった。


そこに、彼らのした事を手紙で暴露。

アメリが結婚式当日、恋人と逃げた事。

ジェラールに危険な薬を飲ませて、昏睡後、知らん振りしたこと。

ジェラルドと結婚しようとウィンダム公爵家に押しかけた事。


リカルドがジェラールからジェラルドを嫡子にした書類に署名したのを公証人が確認している事。


レティシアの公爵位とジェラルドが後継者であることは、ランデガルド王家とルドガシア王家が認め、歓迎し、覆らない決定事項であること。


リカルドが愛人を2人囲っていた事。


リゼットも若い愛人(美男の役者)に金をつぎ込んでいた事。


オルレアン公爵家もランデガルド王家もレティシア公爵と後継者ジェラルドを認めている事。リゼットがオルレアン公爵に出した手紙はウィンダム公爵家とオルレアン公爵が読んで証拠として取ってあること。


一生、四人を湖畔の館から出すつもりが無いと書き記してあった。


居間、各自の部屋に置き手紙を残させた。


リカルドはアメリとジェラール、リゼットに怒りを向けた。

アメリが痩せ薬でジェラールを昏睡させた。

ジェラールもバカな女の言いなりになり、バカな事をした。

そのせいで公爵の位から下ろされ、こんなところに押し込められた。

リゼットが不貞していた。


リゼットはリカルドとアメリに怒りを向けた。

庶子など作るから追い出された。リカルドが易々と庶子を嫡子にしたこと。

アメリが愛息子ジェラールを昏睡状態にし、男と逃げたこと。見捨てた事。

リカルドに愛人がいたこと。


ジェラールはリカルドとアメリに怒りを向けた。

自分以外に子をもうけていたこと。自分を嫡子から外した事。

アメリが自分を昏睡状態にし、男と逃げた事。自分を捨てたこと。

今も自分は苦しい身体であるのはアメリのせい。いくつも嘘をついたこと。

両親がどちらも不貞していたこと。


アメリはリゼットとジェラール、リカルドにも怒りを向けた。

ジェラールを甘やかして太らせたリゼットが悪い。

ジェラールも太っていたから悪い。痩せさせようとしただけ。元はと言えば、太っていたジェラールが悪い。

リカルドも公爵として腑抜けだから、追い出された。

皆がちゃんとしてたら、今頃ジェラールと結婚して公爵夫人だったのに、と。


それぞれが相手を口汚く罵り始めた。

次第に手をだし、殴り合いになった。


それぞれ身体に傷をおい、自室に戻った。


誰も食事を作らない。彼らは餓えた。


週に一度、船が来て四人分の食料と日用品を陸に投げた。


それらの取り合いになった。


体力の衰えていたジェラールが最初に脱落。


女2人の狂暴さに恐れをなしたリカルドも戦線離脱。

しばらくの間、ジェラールとリカルドは和解し、共同戦線を張った。


リゼットとアメリは最後まで罵りあい、奪い合った。最終的に自滅。


支給船から四人を見ると、来る度に彼らは獣になっていた。凄まじい形相に変化していったと言う。


リゼットとアメリが支給品を奪い合った。その結果、食料を地面にぶちまけて食べられなくする事を繰り返した。

たいてい若いアメリが勝った。

勝った方は、取られる前に食い漁った。

原材料すらそのまま口にした。


アメリの部屋をリゼットが滅茶苦茶にし、報復にアメリもリゼットの部屋を汚した。

館はどの部屋も荒らされた。


リゼットが物陰からアメリを襲い、殺そうとした。アメリが応戦して2人とも酷くケガをした。


湖畔の館には、菜園もあったが、彼らはすぐに食べ尽くした。その後、世話をせず全部枯れた。


果樹には気がつかなかった。

皿に乗った果物しか見たことがなかったので、木にある果物がわからなかったのだ。


桟橋から釣竿で魚を釣ることもせず。網を仕掛ける事も思い付かない。


図書室にある野草の本、料理の本なども見ることはなかった。



3ヶ月後。

支給品を置きに来たが誰も姿を見せなかった。

騎士達が様子を見に、湖畔の館の島に上陸した。館を訪れた。


リゼットとアメリは極度の栄養失調。

身体のあちこちが複雑骨折の状態で回収された。

2人とも、意味の成さない呻き声を出し、焦点の合わない目をギョロギョロとさせていた。


痩せこけたリカルドとジェラールは物音にも怯えるようになっていた。二人はそれぞれ、使用人の部屋に籠城していた。

人をみると怯えた。精神は損なわれていた。


ウィンダム公爵家の影が湖畔の館の屋根裏で彼らを監視していた。


夜中、影が水や果物を男二人のいる部屋に届け、それで命をながらえていた。

島には自生の果物があった。鳥やウサギ、鶏もいた。

井戸もあった。湖には魚がいた。


十分な食料が届けられていたはずであるのに。

彼らは自ら獣になった。



ジェラルドは四人が喧嘩し、いがみ合い、今後協力しないほど仲が悪くなれば良い、とぐらいに考えていた。



報告を読んだジェラルドすら結果に驚いた。

「ここまで酷くは望んでいなかったのだが。、、、まあ、終わったことは考えるのを止めよう」


精神病棟に四人を突っ込んで、終いにした。



ウィンダム公爵家のその後はと言うと。

レティシアはジェラルドに公爵家の経営を叩き込んだ。

交通、産業、公爵家の持ついくつもの商会、鉱山経営。


ランデガルド王国貴族の貴族家とのつきあい方。他国とのつながり、付き合い。

ランデガルド王家とウィンダム公爵家の立ち位置。

ジェラルドが学ぶことは多岐に渡った。ジェラルドはレティシアの教育に食らいついて学んだ。


リカルドとリゼット夫婦が傾けかけさせたウィンダム公爵家。ジェラルドは見事な手腕で発展させるようになった。


アメリアとジェラルドは幸福な夫婦であり続けた。子宝にも恵まれた。


レティシアは孫夫婦と曾孫達に囲まれて、遅くなったが幸福な老後を過ごした。


ラッセル侯爵家はフィリップが当主となり、ウィンダム公爵家とほどよい関係を結んだ。


スタンリー伯爵家はラッセル侯爵家にもウィンダム公爵家にも親戚と認められなかった。没落したらしい。



以上が結婚式に参列に出掛けて、自分が結婚することになった、夫婦のお話、です。




おしまい








お読み頂きありがとうございました。


人間蠱毒、後味悪かったかもしれません。


結果が酷すぎるとお思いの方もおられるかもしれません。架空なので。ご容赦ください。


4人は自分達で協力して暮らす事も出来たはずなんです。

幽閉より良い生活出来たはずなんです。自由です。

イカダだって、作って脱出できたのに。対岸見える距離なのに。しなかった。(影がいたから報告されただろうけど)

奪い合うしかしなかった、彼らの結末ということで、納得してください。



思い出しました!蠱毒より、こっちかも。

「そして誰も○なくなっ○」と同じかも。犯罪者を離島に閉じ込める、ア○サ・クリ○ティー大先生の有名作品。

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― 新着の感想 ―
後味が悪い、のはもちろんですが、これを喜ぶ腐れ果てた人が結構いるのが怖いですよね。
四人が獣になったのが恐ろしいな…放り込まれた精神病棟の人も可哀想。こんな人たちのお世話をしなくちゃいけないのだものねぇ…。 果物を取ることも、魚を取ることも知識と練習が必要なのにね…そのための知識を得…
ノア君は? ノア君はどうなったのでしょうか? 両家から見捨てられてスタンリー家が没落したことに対する復讐とかしないですよね? 分相応な生活をしていると信じています
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