16 アメリの自業自得
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「ジェラルド様、私があなたの花嫁のアメリ・ラッセル侯爵令嬢ですわ。
このアメリアは元はスタンリー伯爵家の娘ですの。
性悪でスタンリー伯爵家から追い出されたのを、祖父母がラッセル侯爵家に引き取ったのです。
先日は花嫁の代役をしたに過ぎません。
私が戻ったのですから、アメリアをラッセル前侯爵の屋敷へ戻してくだいな」
令嬢顔のアメリが言う。
「、、、面白くない冗談だ。
お前を出ていかせないのはお前を放逐すれば無いこと無いこと言いふらすからだ。
お前の管理はウィンダム公爵家がする。それだけの意味だ。
私はアメリアと結婚した。
教会で誓った正式な夫婦だ。
アメリアを侮辱する事は許さん」ジェラルドが紳士の仮面を外した。
「は?な、何をおっしゃいますの?
よく見て下さいませ。私は美しいでしょう?
アメリアなんかより、ずっと美しいわ。あなたにふさわしいのは私、、、」
アメリの言葉を塞いでジェラルドが言葉をぶつけた。
「お前に聞きたい事がある。
さっき、自分は悪くない、介護をさせられると言ったな。
ジェラールに無理やり怪しげな薬を大量に飲ませたのはお前だろう。
薬の入手もお前だな。
ジェラールが死にかけたのはお前のせいだ。だから侍従に金を握らせて黙らせた。お前のしたことを話すな、と。
ジェラールの侍従が証言した。
ジェラールの侍従はお前が用意した薬の薬包紙を取っておいたんだ。薬が微量残ってた。
危険なため禁止薬物に指定されたモノだった。それが複数。
証言と証拠を法的に書類にした。
それを持って先程、ラッセル侯爵家へ話をしに行った。
ウィンダム公爵令息殺害未遂だ。
お前の両親はお前をラッセル侯爵家の籍から抜くそうだ。」ジェラルド。
「な、う、嘘よ!違うわ!お母様がそんなことさせないもの!」アメリ。
「ジェラールが死ぬのも、意識が戻るのも怖かったんだろ?
死んだら殺人犯になるかもしれん。ウィンダム公爵令息の殺人犯だとしたら、極刑だよな。
ジェラールが意識を取り戻してお前のしたことを言われても、都合が悪いよな。
だから、逃げた。
だが、結婚式で私の噂を聞いて、惜しくなったって所かな?
ジェラール達がウィンダム公爵家から出されたと聞いたんだろう?
このままバレなければ、ウィンダム公爵夫人になれるもんな」
「ち、ちが、ちがう」
「違わん。お前がしたことは犯罪だ。それに、明日には平民だ。
地下牢へこの女をいれておけ」ジェラルド。
「そうだ。言っておこう。
俺はお前のような性根の腐った女は血反吐が出るほど嫌いだ。
結婚式は逃げてくれて感謝してるよ。
愛するアメリアと結婚出来たからな」
ジェラルドが楽しそうに言った。
「ち、違うの。ジェラールを害そうなんてしてないの!
ただ、結婚式までにジェラールにちょっと痩せて欲しくて。
薬はあちこちから取り寄せたけど。安全だって聞いたわ。まさか、死にかけるなんて思わなかったの。禁止薬物なんて、知らなかった!
私は悪くない。悪くないわ!」アメリ。
「お前のした事実と結果を見ろ。
1日に上限のある規定の薬だ。それを同じようなのを何種類も同時に飲ませた。過剰に決まっている。
結果、ジェラールは死にかけた。
お前に説明しても無駄だろうな。
ウィンダム公爵家はラッセル侯爵家に提案した。
裁判を起こされて娘の罪を公にする。その場合ラッセル侯爵の名は地に落ちる。降爵もあるだろう。又は、公にせずお前の身柄をウィンダム公爵家に任せるか。
そうそう、ラッセル侯爵家は嫡男に爵位を譲った。
結婚式にお前が逃げた責任を親が負った。
お前の兄はウィンダム公爵家に任せる方を選んだよ。
お前は絶縁だそうだ。もうラッセルを名乗るな。
さ、この女を地下牢へ入れておけ」ジェラルド。
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