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よろしくお願いいたします。
今回は短いです。
騒がしい者達が出ていき、ホールが静かになった。
「お祖母様、当主変更の手続きをなさったのですか?
聞いておりませんでした」ジェラルド。
「ふふっ。これからするの。受理されるわよ。
内々に陛下にお手紙を出したの。私の決断を歓迎するとお返事頂いたわ」レティシア。
「私では、まだ不勉強にございます。反発もあるでしょう」不安顔のジェラルド。
「ええ。だから、当主は私がなるわ。
既にリカルドの嫡子は貴方なのだし。私も後継者は貴方を指名する。書類も揃えるわ。
これから、私を補佐して学びなさい。
さぁ、ウィンダム公爵家を盛り立てていくわよ!
ランデガルド王国の社交界にもアメリア嬢と3人で出ましょう。
忙しくなるわよ!」
レティシアが勇ましく笑った。
「心して承ります。我が祖母君」
ジェラルドが破顔して胸に手を当て、軽く頭を下げて、レティシアに忠誠を誓うポーズをした。
ホールの様子を伺っていた使用人達がパラパラと拍手しだし、次第に大拍手となった。
執事サイラスは涙ぐんでいた。
その日の夕刻には、ウィンダム公爵家の当主はレティシアになった。
王宮から正式書類、レティシア新当主承認の知らせを受けた。
その言伝てのついでにレティシアが伝えた。
「あ、そうだわ。アメリの情報が来たわ」レティシア。
「どうでもいい女ですが、来たら対処ですね」ジェラルド。
「ええ。美形の自分の護衛騎士と逃げたそうよ。
そのまま何処へなりと行って、こちらに迷惑をかけに来なければ対処対象にはならないわね。放置でいいわ」レティシア。
「そうですね。逃げてくれて感謝してるくらいですよ」ジェラルド。
「そうね。ホント、その通りだわ」レティシアが笑った。
「アメリについて、執事サイラスが話したいことがあるそうです」
ジェラルドとレティシアはサイラスの話を聞く時間をとった。
その後、ジェラールの侍従を呼びつけた。
数日後、アメリが恥知らずにもウィンダム公爵家にやって来た。
レティシアとジェラルドは不在。
門衛は指示通りアメリを通した。
アメリはラッセル侯爵家の馬車で来訪した。
派手な貴族令嬢の服装をしている。化粧もしっかりして、髪も派手に結い上げていた。
アメリの召使いは玄関前で押し留められた。
玄関ホールに入ったアメリは護衛騎士に拘束された。
「ちょっと!何するのよ!離しなさい!私は次期公爵夫人なのよ!ラッセル侯爵家のアメリよ!」
サイラス執事が指示した。
「このご婦人を使っていない使用人部屋に入れておきなさい」
公爵邸にいたアメリア。
玄関ホールのアメリの大声が聞こえた。
アメリアは丁度、廊下を歩いていたからだ。
侍女のサンドラとメイリーが部屋に戻るように誘導したが、アメリアは騒ぎの玄関ホールへ向かった。
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