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<完結済み>結婚式に参列に行ったら自分が結婚しました  作者: つーかたかさん


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13/31

13 あなた達は退去です

数ある小説の中、この小説のページを開いて頂き、ありがとうございます。

楽しんで頂けたら、嬉しいです!

よろしくお願いします。

結婚式の翌日。

アメリアは運ばれてきた遅い朝食を食べた。

公爵家の朝食はふわふわのオムレツ。スープも美味しく、フルーツたっぷり。野菜多め。

アメリアは大満足で食後のフレッシュジュースを堪能した。


湯浴みして、ふんわりしたデイドレスを着せてもらった。


身体のあちこちが痛む。

夜、普段の生活では絶対にしない、あり得ない体勢をさせられたから、、、。閨とは大変なものだった。

アメリアは夜を思い出して顔を真っ赤にした。


湯浴みを手伝ったメイリーが、「こっちも痕が。、、こんなところにも。私のお嬢様に、、、アノヤローめ」とブツブツ言ってた。


鏡を見たら、首や胸元、胴体、尻、脚にまで、身体中に赤いアザが出来てて、アメリアはビックリした。

アノヤローと言う虫に刺されたようだ。


こんなに清潔そうな公爵家なのに。


メイリーの他にも、公爵家の侍女がついてくれた。サマンサだ。


サマンサが脚がフラフラなアメリアを支えてくれた。

首元のアノヤロー虫に刺された痕に、目を逸らされた。

虫がいたことを見なかった事にしたいのね。その方が良いわね。大したことではないし。


昼過ぎ、バタバタ騒がしかった。

「奥様と旦那様がジェラール様と湖畔の離邸へ行かれるのです」

サマンサがアメリアに教えてくれた。


「えっ!急ね。ご挨拶に行かなきゃ」

ジェラルドに昨夜、教えてもらった。

ジェラルドは庶子で、昨日嫡子になったって。

ジェラルドのお父様とお義母様よね。異母弟さんと。



「いいえ。こちらでお過ごしください」サマンサ。

「でも、、、挨拶くらいしないと」アメリア。


「無用にございます。ジェラール様はご容態悪くお目覚めではありません。

リゼット奥様も平静では無いご様子。

リカルド様が妻子の様子を見られたくないとのことです」サマンサ。


「そうなの。では、湖畔の離邸へお手紙を出すわ。

ご病気、早く良くなるといいわね」アメリア。

サマンサは無言で礼をした。



公爵家のホールではリゼットが暴れていた。

「離しなさい!無礼者!

私はウィンダム公爵夫人なのよ!ここは私の屋敷よ!

何故出ていかされるのよ!リカルド!あなたも何か言いなさいよ!」

金髪をグチャグチャに乱しながら半狂乱で暴れるリゼット。


押さえようとしている護衛の顔には引っ掻き傷がいく筋も出来で血がにじんでいる。


「リゼットに乱暴するな!お前達は、全員解雇だ!離れろ!公爵邸から出ていけ!

私にも触れるな!

お前らも見ていて何故止めん!

牢へ入れるぞ!」

リカルドが護衛騎士や使用人に叫んだ。


レティシアがホールに姿を見せた。


「は、母上!!

どうして離邸に静養に行かなくてはならないのです?!

こんな、追い出す様な、、、!

私はウィンダム公爵なのですぞ!」リカルド。


「リカルド、見苦しくてよ。落ち着きなさい。

ジェラールとリゼットと共に離邸で静養しなさい。

昨日、王宮に当主変更の届けを出したわ。受理された。貴方はもうウィンダム公爵ではないの」


当主の親は、王家が認めれば爵位の戻しが出来る。

無論、簡単ではなく、当主不適格の証拠と証人複数の書類を提出する。

審議にかけられて、判定を受けて、爵位を親に戻す制度だ。

レティシアはその制度を使った。

ほとんどの執務をレティシアが担っていた。

王宮審議会はレティシアに爵位戻しを認めた。

現当主の受諾は必要ない。


「はぁ?、、、そ、そんな勝手な!私は署名していないぞ!」リカルド。


「貴方はウィンダム公爵家を継ぐ器ではなかった。

ずっと前公爵と私が執務の大半を監修して直していたわ。

夫が亡くなってからは私と補佐達とでしていた。

リゼットは貴方の足りない所を支えもしなかった。

ジェラールも愚かな見た目だけの妻を選んだ。

貴方達を、ウィンダム公爵家は見限ったの。

王家も承諾した。大人しく隠居しなさい。のんびり過ごすのも悪くないものよ。

ジェラールの回復を祈ってるわ」レティシア。


「そんな、突然!嫌だ!私は公爵だ!

これからは執務をきちんとしますから!」リカルド。


「何度も言ったわ。聞かなかったでしょ。

リゼットにはうるさいと言われたわ。覚えていないのね」レティシア。


「し、しかし!何とかなっていたではありませんか!」リカルド。


「何とかしなくてはいけなかった。だから私達はやっていたの。あなた方がすべき仕事をね。

私も年を取った。ウィンダム公爵領民のために、あなた方を排除することにしたの」レティシア。


「あ、アイツのせいだな!あの、庶子!アイツを後継にするつもりなんだ!」リカルド。


「そうよ。私の孫息子。ジェラールよりも優秀よ。

アイツだなんて、自分の息子を」レティシア。


「あんな奴、私の息子ではない!」リカルド。


「それを聞いて安心しましたよ。あんたを父親とは思えなくてね。

これで容赦してやらなくてすむ」

ジェラルドがホールに姿を現した。


「お、お前!」

リカルドがジェラルドを見た。

同時に殺意の矢がリカルドの胸元から出てきてジェラルドへ向かった。


「どういう事よ!リカルド!あなた浮気してたの?!!許さない!許さない!!」

ジェラルドの顔をみてリゼットが怒り狂う。ジェラルドはリカルドによく似ている。


リゼットからも殺意の矢がジェラルドに飛んできた。

ジェラルドは彼らに情けをかけない事を決めた。


「このうるさい奴らを早く外へ出せ。

暴れるなら縛り上げても良い。五月蝿いから猿ぐつわをはめても良いぞ。

、、、もしものことがあっても、お前達を罪に問わん。安心して縛り上げて運べ」

ジェラルドが命じた。


護衛らは忠実にジェラルドの命令に従った。


お読み頂きありがとうございました。

楽しんで頂けたら、嬉しいです。

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