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<完結済み>結婚式に参列に行ったら自分が結婚しました  作者: つーかたかさん


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11 ジェラルドの朝

たくさんの小説のある中、この小説のページを開いて頂き、ありがとうございます。


楽しんで頂けたら嬉しいです!

よろしくお願いします。

朝の光が窓を照らした。

実に清々しい。

人生の再出発にふさわしい朝だ。


ジェラルドは目覚めてから幸福感に包まれていた。身体はスッキリと大満足の状態。


ここは自分の継ぐ屋敷で、次期当主夫婦の寝室。

ジェラルドは素晴らしい昨夜の情事の記憶を瞼に浮かべた。


昨夜のアメリアの可愛らしかった姿。筆舌に表せない。


自分が純潔を散らされるとは夢にも思っていなかったアメリア。


無防備に寝室に入ってきて、何も起こらないと思い込んでいた。

男と2人、ベッドのある寝室にいると言うのに。

「リットン先輩」は信用されていたらしい。


しっとりした髪は色気があった。

柔らかい肌を夜着とガウンで包んだアメリア嬢。

キレイな脚の膝下がさらされて、ジェラルドの自制心はグラグラしていた。

胸元も谷間がチラリと見え、、、。


プロポーズにイエスをもらったら、もう我慢の限界だった。

この夜をジェラルドは一生忘れない。


ジェラルドは隣にしどけなく眠る新妻アメリアの髪を撫でた。

愛おしい。これ程大切に思う存在を手にしたのは初めてだ。

また愛したくなる。


無理をさせた。これ以上がっついてはならない。嫌われる。


目が覚めてから、ずっとアメリアの可愛らしい寝顔を見つめていた。


アメリアの瞼が開いた。美しい翡翠色の瞳が、ジェラルドを捕えた。


寝ぼけてキョトンとした顔。可愛らしい。

覚醒して、赤くなる頬。恥ずかしがって布団に顔を隠されてしまった。


「おはよう。アメリア。私の可愛い奥さん。顔を見せて」


「恥ずかしくて無理ですー」

アメリアはそう言うが、アメリアのかぶる布団からハートが何個も飛んで来た。嬉しい返事だ。


「敬語はやめてね。ジェラルドと呼んで欲しい。

そうだな。ジェイでも、ルドでも良いな。愛称で呼ばれたい。

アメリアのことも、リアと呼ぼう」ジェラルド。


「えっ」

「嫌かな?リア」

「い、いやじゃなひれす。、、ルド、、」

布団の中からリアが返事した。

可愛すぎてどうにかなりそうだ。布団ごとふわりと抱き締めた。


「リア、身体は辛くない?ごめんね。我慢出来なかった。リアが可愛すぎて」ジェラルド。


「だ、だ、だ、大丈夫、です」リア。


ベッドから下りて、ガウンを羽織った。

「リア、起き上がれる?立てるかな?」

リアにガウンを渡した。

布団の中でリアがモソモソとガウンを羽織った。


リアの手を取って、ベッドから下ろしたが、リアは立てない。


「あれ、あれ、脚がガクガクする」リア。


「運んであげる」

ジェラルドがアメリアを抱き上げようとした。


「へっ。、、、だめ!お手洗いに、行きたいから、、、」リア。


「連れていくだけだから」ジェラルド。


コンコンとドアがノックされた。

ジェラルドはムッとした。

誰だ?邪魔するな。


「おはようございます。ドア越しに申し訳ありません」

女の声だ。使用人らしい。


リアの顔がパッと明るくなった。

「メイリーだわ!」リア。


「アメリアお嬢様の侍女、メイリーと申します。お嬢様の乳母の娘で、スタンリー家からお嬢様のお世話をしておりました。ラッセル侯爵家でもお嬢様にお仕えしておりました。

ウィンダム公爵家でもお嬢様のお側にお仕えしたく参りました。

レティシア様にお許し頂いてこちらに入れて頂きました。旦那様にご挨拶を申し上げます」メイリー。


「メイリー。来てくれたんだ。嬉しいよう」

リアが涙目になっていた。


「承知した。ウィンダム公爵家使用人とする。メイリー。アメリア夫人の側仕えとなれ」ジェラルド。


「入室してよろしいでしょうか」メイリー。

「入れ」ジェラルド。


メイリーは入室して、直ぐにアメリアに駆け寄った。


「お嬢様!!」「メイリー!」

抱き合うようにリアを支えるメイリーになぜか腹が立つ。


メイリーは痛わしげにリアを見ると、ジェラルドを睨んだ。

悪意の矢が飛んで来た。


おい、主人を睨むとはなんだ?

ジェラルドの中でメイリーの評価が下がる。

いや、大切な主人を手篭めにした悪辣な奴と思われてるのか、と思い至り納得。


昨日、アメリアは結婚式に参列に出掛けただけなのだから。


初対面の身代りの花嫁である主人に手を出したと認識されたな。


メイリーから怒りの殺気を感じる矢も飛んで来た。アメリアもそれを感じたらしい。


「ち、違うの!メイリー、この人は、ルドガシアのジェラルド先輩なの!」

リアがメイリーに叫ぶように言った。


メイリーがキョトンと間の抜けた声をあげた。

「はあー??

だって、ルドガシアのジェラルドさんは金髪メガネでしょう?この人は別人ですよ」


「髪色違うけど、ジェラルド先輩なの!」リア。


「えぇ?ジェラルドさんはルドガシア王国の貴族でしょう?この人はウィンダム公爵嫡子でしょう?」メイリー。


「でも、ジェラルド先輩なの」リア。

「メガネの奥の瞳が優しいジェラルドさんが、この美丈夫?」

メイリーが私を見て言った。信じられないという顔だ。不審の煙が立った。


「ダッ、ダメー!メイリー!」リア。


「さりげなくお嬢様を手助けしてくれる、よく気のつく素敵なジェラルドさんが、このウィンダム公爵嫡子?」


「ダメってば!」リア。


「違うんですか?」メイリー。


「、、、違わ、ない、です」

リアが、私をチラチラ見て赤くなった。


「声も素敵なジェラルドさんが、この方??」

まだ確認するメイリー。不審の煙りは消えて、楽しげだ。


「そう、です。だから、もうやめてー!」リア。


「お嬢様の初恋の素敵な大好きなジェラルドさんが、このジェラルド様?」メイリー。


「そう、、、なの」

あきらめたリアが小声で肯定した。

そんな風に言ってくれていたのかと歓喜のジェラルド。


ジェラルドはメイリーをアメリアの腹心の忠実な使用人と認めた。


「リア、メイリー、私がルドガシアに居たことは内密にしておいてくれ」

ジェラルドが、釘を刺す。


「はっ。かしこまりました」メイリー。


メイリーに大切なリアの世話を任せ、ジェラルドは寝室を後にした。


「良かったですねぇ。お嬢様。もう会えない、忘れなきゃって、泣いてらした、ジェラルド様と結婚出来て」

メイリーの最後の言葉が聞こえた。ジェラルドは決意をさらに固めた。


大切な存在を守るためには、冷徹にもなれそうだった。



お読み頂きありがとうございました。


楽しんで頂けたら嬉しいです。

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― 新着の感想 ―
ジェラルトにバフかけられるだけかけてない?? メアリーちゃん。優秀すぎる補助魔法の使い手すぎる…。 こんなん言われたらジェラルト子育中の熊並みに荒ぶるのでは……。 いいぞもっとやれ。
メイリーいい性格してるw
かわいい!! リア、かわいいよー!!
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