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霖(りん)なりと

梅雨の長雨のころ、ふと届いた故郷の友の声。

二十五年以上前の続きに、そのまま戻ったような気分を

短歌にしました。


りんなりと

ちゃくこえ

こころ

幾年いくとせえた

ことのはにもど




【解説】

梅雨の長雨のさなか、スマホが鳴った。

故郷の友からだ。

「お盆あたりに同窓会やるがーけど、来らいる?」と、

昔のままの声で言う。


「まだわからん。そっちはどうら? 元気らった?」

「そーいやこないださー、……」


最後に話したのは二十五年以上前。

まるでその続きに、そのまま戻ったかのようだったよ。


=====余白de川柳=====

不思議なり 覚ゆ故郷は いつも残映

読んでくださり、ありがとうございます。

久しぶりの声というのは、不思議なものです。

時間の隔たりよりも、言葉の響きの方が

ずっと強く残っていることがあります。


余白の川柳も、そんな“残映”の気配で添えました。


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