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首筋(くびすじ)に

曇り続きの数日から一転して、朝から晴れた日の一首です。

首筋をかすめた風にふと空を仰ぐと、

季節が静かに入れ替わる気配がありました。


首筋(くびすじ)に

色(いろ)なき風(かぜ)の

混(ま)じりける

仰(あお)げば青(あお)は

いと高(たか)くあり



【解説】

ここ数日、曇り空が続いたが、今日は朝から晴天。

時折吹く涼風に、ふと見上げた空は少し見ない間に、

高くなった様に感じる。

そうして八月も終わっていく。


夏の終わりと秋の始まり。

その知らせを届けるのは、いつも晴れの日と風。



=======余白de川柳========

山鳴らす 蝉も十八番の 歌を変え

ウグイスも 秋にはこなす ビブラート

パトカーが 車止める夏 ごみを出し


「色なき風」は、季節の変わり目に感じる無色の涼風。

視線を上げたときの“青の高さ”が、

夏の終わりと秋の始まりをそっと知らせてくれました。


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