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倒(たお)る木(き)の

裏山で時折聞こえる倒木の音を題材に、

“終わりではなく継がれていくもの”を詠んだ短歌です。

自然の循環と、人が受け継いでいく技術や気配を重ねています。


倒(たお)る木(き)の

山(やま)揺(ゆ)らしたる

無常(むじょう)の音(ね)

終焉(しゅうえん)ではなく

継(つ)がれゆく息(いき)



【解説】

裏山では、ときおり大きな音を立てて木が倒れる。

見慣れた枝ぶりが消える瞬間は、

どうしても胸の奥がざわつく。


けれど倒れた木は、終わりではない。

その空いた場所に光が差し、

周りの木々が新しい枝を伸ばす。

失われた形が、別の形へと受け継がれていく。

人の営みもまた。



===========余白de川柳============

明日までと 短夜を鳴く アブラゼミ


読んでいただき、ありがとうございました。


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