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迷(まよ)ひ出(い)で

旅先でふと裏山を思い出した一首です。

夜中の露天で雨が上がり、

遠く離れた生活圏の気配を想いました。


まよ

こころはなれし

裏山うらやま

花腐はなくた

あめむらん




【解説】

思うところがあって、気晴らしに旅行に行った。

観光、温泉、部屋食。

夜中に行く露天では、雨はもう上がっていた。

見慣れた裏山も、長く降り続いた雨は止んでいることだろう。


=======余白de川柳========

チェックイン 直後が狙い目 露天風呂

季語にあるのは 意外な 「腐」の文字

梅雨晴れや 「ほーほけきょ」も 上手くなり

使わんと 欲した「らん」は 「むべやまかぜ」の


「卯の花腐し」は梅雨の長雨を表す季語。

旅先の晴れ間と、裏山の雨の“時差”を重ねています。

使ってみたかった「らん」が、うまく収まりました。


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