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七十二回目「思いを巡らす」

 二千二十六年五月十九日。火曜日。晴れ。エアコンなしでも涼しい。

 朝起きて、口を漱いで、水を飲んで、ジャムと食パンを用意しました。

 食パンにジャムを塗る。食べる。もっと水分が欲しいなと思ってコーヒーを淹れました。

 は! っとしたのです。

 外国の人みたいじゃないか! と思って。

 食パンにジャムを塗ってコーヒーを用意したら外国の人になれるなら、お手軽ですねぇ。

 そんな朝食の日本のご家庭は、今時何処にでもある気がするのですが。

 おいどんが田舎者だと言う事か。


 ハリウッドで子役をやった人は、名子役と言われるほど「大人になってから悲惨」とされていますが。

 子供の頃のイメージが強いまま大人になってしまうわけで、お酒を飲むようになってもギャーギャー言われ、他人の身勝手に気づいて表情曇ってもギャーギャー言われ、外見が衰えてもギャーギャー言われ……って成るんですから、悲惨と言うより、大変でしょうね。

 ある種、成長を否定されているような感覚なわけで。

 向こうの方の「お酒を嗜む感覚」がどんな様子かは、おいどんは知識がありませんが、バーとかに行ってお酒を飲むのでしょうか。

 そう言う所で「ちゃんとお酒を飲む」のは良いと思うんですよ。だけど、車の後部座席に座る時まで、酒瓶を持ってちゃならんような気がするのです。

「酒くらい好きに飲ませてよ。バーに行って飲む時間が無いんだよ」と言うのなら、「うーん」って考えるけど。

 子供の頃の「清廉潔白」なイメージを壊したくて、敢えて酒を飲んでる所を見せている……と言われているのなら、なおさら「うーん」って考えますけど。

 清廉潔白って、別に覆さなきゃならない悪いイメージではない気がするのですが。

 それを「何時までも変わらず」と言う風にお仕着せられちゃうと、窮屈で苦しいものになってしまうんでしょうかね。

 子役だった人だって人間ですから、成長して行く上で、葛藤とかあるわけでして。

 けど、男性で子役だった人と比べると、女性で子役だった人達は、割と成長に適応している気がしますね。

 これも、おいどんが知っている例が、「たまたま成長に適応できた人」なのかも分からない。

 だけど、元女性子役さんで、現俳優の人は、役をやってる時以外はアルコールに溺れていて……と言う風じゃない気はする。

 何でだろう。社会性の問題だろうか。

 何であれ、リカーの瓶を持ったまま車に乗るのは、見栄えが悪いのでやめた方が良いと、おいどんは些末に思うのです。

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