五十四回目「推理もの元祖?」
二千二十六年五月十日。日曜日。晴れ。何もしなくても喉が渇くくらいに温かい。
「読書感想文」を書こうと考えてから、一ヶ月経ちますが、頑張って他人様の作品を読んでいますが、追いつけない。
間、間にシャーロック・ホームズも読んでいるせいだろうか。
十九世紀ロンドンと言うのは、霧が濃いし、真っ当な人だったら馬車で移動するのが普通だったので、「ゆっくりと風景が変わって行くのを見る」って言うのがあんまりなかったみたいですね。
だから、ホームズの世界のような、「何か話してるうちに瞬間移動している」みたいな景色の切り替わり方が現実的だったんでしょう。
勿論、ホームズの話が興味深過ぎて、ワトソン医師が周りの様子を見ていない事もあるんでしょうけど。
「黄色い顔」の後は、「株式仲買店員」を読み始めました。ワトソン医師が結婚して、ホームズと別居している話ですね。ついでに、お医者さんとして働いている。
そのお医者さんの仕事を別のお医者さんに任せて、ワトソン医師はホームズと一緒に出かけます。その先で何やらの事件に関わるようです。
ホームズは、出かける話をしていた時のワトソン医師が、エナメルのスリッパを暖炉で焦がしてしまってる所から、ワトソン医師が風邪を引いている事を推理します。
その時のホームズの思考の流れとしては、こんな感じです。
「スリッパの裏が少し焦げ居ているのに、買い留めた時のシールはついたまま。と言う事は、乾かしている時に焦げたのではない。スリッパを暖炉の火に向けて、足を温めたのだ。六月に暖炉が必要と言う事は、相当な寒気に襲われているな。と言う事は、彼は風邪を引いている」と言う事。
この推理の種明かしをしなかったら、もっとミステリアスな人物に成れるかもしれないね、と言う冗談も添えていました。
日本のシャーロキアンの人達も、ホームズのこう言う「ちょっとした事を相手が説明する前に推理する」と言う手法が好きみたいで、「とても冴えている探偵役」を登場させる時に、依頼者の身の周りの事を推理させますよね。
皆さんご存じの、「薬屋の〇とりごと」でも、主人公はとあるお妃様の容態を「見ただけ」で推理します。それは薬屋としての知識からくる推理でしたので、あの作品の作者さんがシャーロキアンだと言うつもりはありませんが。
それよりも、最近のアニメは、キャラクターの顔を判別するのが難しいと思ってしまうのは、おいどんが老けたからなのかな。




