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『35:「異世界無双小説」』
「なに読んでるんだ?」
「最近はやってる。スズキってやつが書いてる小説だ」
「おまえ、昨日、博打で財産すってただろうが。冒険者ギルドにいって冒険行かなくて大丈夫か?」
「うるせー、金がねぇから消耗品をかえなかったんだよ」
「じゃあ、なんで小説をもってるんだよ」
「博打で手に入れた……質にいれるつもりなんだが、その前に読まないともったないからな」
「お前が文字を読めるだけのインテリとはな」
「俺、元貴族だぞ?」
「それでどんな話なんだ」
「異世界ってやつに言った主人公が、現地で活躍するんだ」
「へぇ…………、…………スキルとか?」
「お、よくわかったな。神様にスキルをもらって、現地で魔法の元を見つけて、魔力で電気機器よりすごい道具をつくって無双するんだ」
「……この世界でも人間は変わらないんだな」




