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『31:「流儀」』

「ようやく捕まえたわ……!」

「にへへへ、お前が盗んだことにして姿をくらませたってのによく見つけれたなぁ」

「あんたのせいで事務所は追い出されるわ、刺客に狙われるわ大変だったんだからね……!」


「おや、貴女が先に見つけましたか」

「あなたは協会の……」

「ちょうどいい、彼は私が引き取ります。わかりますね?」


私はフリーランス、彼女は魔法使いたちが集まる協会のエージェント。

それも強いことで有名な相手……戦ったら確実に負ける。

譲らないと命が危ない。


破裂音。

「――なぜ、私に攻撃を……?」

「あ、えっと」


え、あ、やばい。やばいやばいやばい

勝手に獲物を盗られると思った瞬間に撃っちゃった。

ええい、ままよ!

「それはあたしの獲物よ! よこどりなんて許せるわけないでしょ!」


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