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『24:「たぬき」』

「なぁ、あの神社……『賽銭をいれないでください』って立札がたてかけられてるんだが」

「しかも狸がこっちを見て、『タヌキは終わりなんです』って顔してるよな」

「神社のヤシロと同じぐらいの大きさなのが怖いがな」

「あれ、この神社の祭神じゃないか?」

「じゃないかな、ここは狸の神社だし……」


「なんで祭神がおいやられてることになってるんだろう」

「信仰を食べ過ぎて太ったとか?」

「あの狸、何か言ってないか?」

「『たーぬたぬ、人間は禁じられると入れたくなる。これでたらふくお賽銭と信仰が食べられるに違いない』だって」

「よし、無視しようか」

「そうだな」

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