SKIT 01
「最近あんまりリビングで見かけないですけど、何してるんですか?」
佐織がアリスに尋ねた。
「特事のお仕事、やってる」
「兄さんと同じ仕事ですね。危ないとか、怖いとか、無いですか?」
「あるよ」
「それでも、頑張ってるんですね」
「うん」
「最近、兄さんが調子にのってると思いませんか?」
「人の悪口は言っちゃダメだって、三波が言ってた」
「ここではいいんですよ。私とアリスの仲じゃありませんか」
「・・・・最近、あんまりかまってくれない」
「でしょう!調子にのってるんですよ!なんとかする必要があります」
「なんとかって、何?」
「それはまだ考えてないです。明日は、アリスも早くからお仕事でしたよね?」
「うん。偉い人を守る仕事」
「そうなんですか・・・兄さんもですか?」
「晃弘も」
「はぁ・・・・そうだ。アリスは、晃弘とずっと傍にいたいって言ってましたよね?」
「言った」
「私が、兄さんと結婚すれば、家を離れる事は永遠に無くなりますよ。どう思いますか?」
「・・・・・・なんか・・嫌だ・・」
そう呟き、アリスはナイトフルを展開した。
「ホワイトロリータって言うんですよね。そのナイトフル」
「うん。お菓子の名前」
「どこか、行くんですか?」
「佐織が意地悪するからどっか行く」
「ちょっと意地悪したくなっただけです。・・・すみません」
アリスはナイトフルを解いた。
「落ち込まないで」
「落ち込んでないです!・・・・また兄さんが、他の誰かとフラグを立てまくっているというのが、何かむしょうに悔しくって・・・」
「気持ち、ちょっと分かるよ」
「でしょう!今度二人がかりで、兄さんにイタズラしましょうか!!」
「・・・・・・する」
「良し!同盟を組みますよ!抜け駆けはダメですよ!」
「しない」
佐織とアリスは握手をした。
この出来事の時間、当の本人はゴスロリから、『シスコン!!』と罵られていた。
この同盟がどれほどの事態を引き起こすか、当の本人が知る由もなかった。
話の展開は、教皇護衛編に、続く。
次から三人称、二人称入りの「教皇護衛編」になります。もちろん・・・。




