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僕の心がいっぱいっぱいのショック状態で、ヤバイ。

愛だと思った。きっと、心のどこかで、小さく、自分でも気付かず、それでも、まだ、僕は姉さんを愛していたのだ。それが、家族としてか、異性としてか、それはどっちでもいい。問題じゃない。


・・・・・・・・・・。


「明日、学校、さぼろう・・・・そうだ。明日は放課後にイタリアで遊ぶ約束だったな。そうだ。・・・・今から行こう」


僕は自分のベッドから降りて、ドアを開けて、た~~るにゃんの個室をノックする。


「どうぞ」


僕はドアを開けた。


「準備は整ってございます。ファースト席を用意致しました。それでは、参りましょうか」


「スマフォのペアリングは解除したのに、どうやったの?」


「ご主人様の部屋は全て私の領域テリトリー内に含まれております。生じる音を、どんな微かな音でも、聞き逃しません」


「なるほど。それでは、行こうか」


「はい」


最上階のエアポートから自家用機に乗り換え、ヴィネツィアまで向かう間、僕は眠った。六時間以上はぐっする眠れる算段だ。


「何かあったら、起こしてかまわないから」


「かしこまりました」


寝る前にも、姉さんの顔がちらついた。僕の初めての告白、もう無いだろう愛の告白を送った相手。どうしても、思い返す。


「・・・・・」


一度とならず、彼女と愛し合う情景を思い描いた事がある。恥ずべき事だったけど、あるのだ。もし、あの時。もし、あの返事を。そんなことを考えていたら、僕は何時の間にか、眠っていた。


「・・・・・う・・うん・・」


「おはようございます」


「・・・・おはよう」


「当機は間もなく、ヴィネツィア空港へと到着致します」


「そうなんだ」


「はい」


「ねぇ。ちょっといいかな」


「どうぞ」


「あのさ。友人として、言って、意見を聞かせてもらっていいかな?」


「かしこまりました」


「僕の慕っている、真歌子姉さんが、プロポーズを受ける事になったんだ」


「はい」


「僕は、それに祝福して、おめでとうって言ってあげたんだ」


「はい」


「ねぇ・・・それって、すっごく喜ばしい事なのに、僕、泣いちゃうんだよ・・・」


「はい」


「どうすべきかな・・・・」


「受け入れる事が、必要だと思います」


「もっと、友人らしく、アドバイスしてよ・・・ねえ・・・」


「いつまでも、女々しく泣くな。男の子だろうが!しゃんとしろ!!・・・・・失礼しました」


「・・・・・ありがとう。ちょっとだけ、救われた気がしたよ」


「それは宜しゅうございました」


僕は起きた直後にも関わらず、涙が止まらなかった。今だってそうだ。


「いごうが・・・」


「はい」


タラップをこつこつと、降りる。僕は目が腫れあがったのも気にせず、ノーチェックでゲートをくぐり、ヴィネツィア空港を出る。


「ハイヤーを待たせております。別荘に向かわれますか?それとも、またウンディーネさんに運んでもらいますか?」


「男ばっかりの運び屋だなんて、リアルはもう見たくないよ!!!」


「そう仰られておりましたので、旦那様が、会社を一つ建てられました」


「・・・・え?」


「可愛らしい、ミドルエイジのウンディーネさん達は、やはり現地でも好評のようです」


・・・・・嗚呼。そうか。やはり、ここでも二次元か。あの夜。このアニメに出会って、誓ったのだ。結婚するまで、ヤラない。と。


「よっし・・・!!!!行くかッッ!!!」


僕のテンションはマックス以上に跳ね上がった。ゲンキンなものだと思う。だがそれがいい。


「かしこまりました」


おっしゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ


いっくぜええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ


ここまでのテンションは、空前絶後、前代未聞、おそらく、あんまり無いと思う。字数稼ぎじゃ決してないんだからねっ!・・・・僕は誰に言ってるんだろうか。そんな事も思っちゃえるほど、僕のテンションは跳ね上がった。どれだけ僕の心がヤバカッタか、理解していただけると思う。ちなみに、僕は、さっきのた~~るにゃんとの会話中、腕立て伏せをやっていた。


「かかってこいやああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」


た~~るにゃんは、珍しく一瞬目を丸めた。やったぜ!よし、張り切っていこう!


そんな事を思った直後、何かが凄い勢いで、僕の前方7m先に、降ってきた。もくもくと流れる土ぼこりから出てきた女の子から、確かに心で聞いた。


「話が早くて、悪くねーぜ!フェイシー・カーリオットだ!てめーを棺桶に突っ込む奴の名前さ!!」


音より速い速度で切っ先を向け突いてきた。追えない。反応できない。しかし、軌道は予測できる。未来に向ける対応の姿勢をとれば・・・


「おもしろい・・・!やってみろ!!!」


鍔迫り合いまでもっていく!!

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