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第二話 ワルター・ブーツストラップ

ジョセフは怒りに任せて宿屋に踏み入った。音を立てて宿屋のカウンターに詰め寄れば、宿屋の主人がひぃと声を上げる。


「ち、ちちちがうんですよ、わたしはただ泊めろと言われたから泊めただけで」

「別にお前を責める気はねぇよ、仕事だからな」

「うぅ…にしたって怖いですよ、なんでそんな気迫が出るんですかその歳で」


怯えるばかりの宿屋をなだめすかし、件の奴隷商人の居場所を聞き出した。

ジョセフは奴隷という身分が許せないわけではない。ただ女子供を酷く扱う大人が許せなかったのだ。


音を立てて目的の扉を開く。でっぷりとした趣味の悪そうな男が目に入った。

その目の前には──


「どうか僕に買わせてください!お願いします!」


土下座で叫ぶ、身なりのいい男…ワルターの姿があった。



――――――――――――――

【ワルター・ブーツストラップ】


年齢:20歳

種族:人間

職業:商人


技能:

【商い】

【暗算】

【鑑定眼+】


将来の夢:

かわいい運命のお嫁さんと静かに暮らす。


――――――――――――――


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