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プレゼントだよ
その日フレデリックは研究室を一日休んだ。
彼のアパートから聞こえたのはショパンの
「別れの曲」だった。
http://www.youtube.com/watch?v=0gM4dWVc0fM
途切れる事無く続く旋律には鬼気迫るものを感じた。
金曜日夜8時、
「こんばんは。」
「ああ、フレデリッいらっしゃい。」
「あ、良い匂い。」
「今夜はシチューよ。」
フレデリックは久しぶりに手料理を味わった。
「とっても美味しかったよ。」
「そう、嬉しいわ。」
「叔母さん。」
「何。」
「僕からのプレゼントだよ。」
「そうだったわね。」
その時フレデリックは腕時計を見た。
「そろそろかな。」
「あ、」
突然彼女の瞼が閉じた。
二人目は只時計の時を刻む音の中で
何かに陶酔して居た。




