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Chopin 2012  作者: 中仙堂
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6/14

プレゼントだよ

その日フレデリックは研究室を一日休んだ。


彼のアパートから聞こえたのはショパンの


「別れの曲」だった。



http://www.youtube.com/watch?v=0gM4dWVc0fM



途切れる事無く続く旋律には鬼気迫るものを感じた。


金曜日夜8時、


「こんばんは。」


「ああ、フレデリッいらっしゃい。」


「あ、良い匂い。」


「今夜はシチューよ。」


フレデリックは久しぶりに手料理を味わった。


「とっても美味しかったよ。」


「そう、嬉しいわ。」


「叔母さん。」


「何。」


「僕からのプレゼントだよ。」


「そうだったわね。」


その時フレデリックは腕時計を見た。


「そろそろかな。」


「あ、」


突然彼女の瞼が閉じた。


二人目は只時計の時を刻む音の中で


何かに陶酔して居た。


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