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航跡 ヴァナヘイム国興亡記  作者: 秋山 文里
第6章 囮作戦

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【プレイバック②】キイルタ=トラフの小休止

【第2章 登場人物】

https://ncode.syosetu.com/n8102if/7/


 みなさまこんにちは。ご機嫌いかがでしょうか。


 セラ=レイス少佐の下で、副長を務めているキイルタ=トラフです。


 地位は、帝国陸軍中尉。所属は……って少佐、すごい欠伸あくびですね。今朝もずいぶんと遅いご起床でしたのに。



 さて、前回に続き、第2章・第3章を振り返ってみたいと思います。


 参謀部を更迭になったレイス隊は、引っ越し作業の真っ只なか。少々騒がしい状況ではございますが、宜しくお願い致します。



◆第2章・第3章 振り返り

 少佐が、ヴァナヘイム軍総司令官・ヤンネ=ドーマル以下を誘引撃滅する作戦を思いつきました。


 戦場を流れる河川の名前から、一連の戦闘は後日「ヴィムル河流域会戦」と名付けられます。


 それは、各隊の野砲・山砲のみならず機関砲までかき集めるという派手なものでした。



 現地の確認から、総司令部のお歴々への根回し、各隊将軍への砲兵貸出し交渉、東都の補給関係者との調整……私たち参謀部は、息つく暇もないほど忙しくなりました。


 猫の手も借りたいとは、こういう状況を言うのでしょう。


 カムハル少尉は、ヴァーラス城で拾った赤猫――少佐の命名癖を真似てみました――まで投入してしまう始末でした。レクレナ少尉は軍議中、立ったまま眠っています。器用な――あとで叱らねば。



 ようやく、作戦としての形になったものの、それに各隊が大人しく従うとは限りません。


 誘引役を担っていたマグノマン准将が、独断専行で動き出してしまいました。よりによって、仕掛けを施した村落Aにて、セコイ悪事――物資横領――を働き始めているそうです。


 アトロン総司令からは、マグノマン隊の退避を優先すること。それがかなわぬ時は作戦中止もやむなしとの発言も飛び出しました。


 当然のことでしょう。




 作戦発動の時間は、4月25日15時。



 戦場は総司令部から遠く離れています。おまけに無線使用も制限中。時計を確認するほか出来ることがありません。


 ヴァナヘイム軍は、着実に村落Aに近づいていきます。刻一刻と残り時間が少なくなっていくのは、参謀部の私たちにとって心臓に悪いものでした。



 作戦発動時刻間際になって、少佐がふらっと戻ってきました。


 彼は、大型作戦図上、村落Aに置かれた、赤い凸型駒――マグノマン隊――をつまむや、テーブルの下へ放り捨てました。同隊は退避を完了した、と。


 そこから作戦が発動。敵司令官・ドーマルは村落Aで仕留め、ヴィムル河へ逃れた敵将兵も、上流・下流でそれぞれ撃滅できました。作戦は見事に成功を収めたわけです。



【作者からのお願い】

蒼みがかった黒髪の副官による振り返り――キイルタ=トラフの小休止――は、もう少しだけ続きます。


ヴィムル河流域会戦でハラハラさせられたことを思い出した方、是非、ブックマークや評価をお願い致します。


このページの下側にある「ブックマークに追加」や「いいね」ボタン、【☆☆☆☆☆】をタップいただけましたら幸いです。



【予 告】

次回、「【プレイバック③】キイルタ=トラフの小休止」お楽しみに。


帝国東征軍では、祝勝会が開かれます。その舞台裏では――。


ちょ、アルコールのせいとはいえ、少佐に近づき過ぎではないでしょうか。

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