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航跡 ヴァナヘイム国興亡記  作者: 秋山 文里
第6章 囮作戦

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【プレイバック①】キイルタ=トラフの小休止

【第1章 登場人物】

https://ncode.syosetu.com/n8102if/2/

挿絵(By みてみん)



 みなさまお久しぶりです。ご機嫌いかがでしょうか。


 セラ=レイス少佐の下で副長を務めているキイルタ=トラフです。


 地位は、帝国陸軍中尉。所属は、東部方面征討軍(東征軍)・参謀部でしたが……先だってレイス隊は、右翼第3連隊付きを命じられました。


 引っ越し準備に忙しい我が隊ではございますが、久々の帝国フェイズであることや、物語が長編の様相を呈して参りましたので、ここで第1章から第3章までのおさらいをしてみたいと思います。


 職務上の愚痴(少佐への不満)は極力抑えるよう心がけますので、お付き合いの程、宜しくお願い致します。



◆第1章 振り返り

 帝国暦383年初春、帝国東征軍はヴァナヘイム国内へ侵攻していました。


 東征軍先任参謀・レイス少佐とその一党は、参謀長・オウェル中将のもと、矢継ぎ早に戦術指令を発し、敵味方両軍が目を見張るほどの戦果を挙げていたのです。


 しかし、オウェル参謀長の性格は、あまりにも謹厳実直でした。


 それは、部下・後輩たちが、参謀長に挨拶するだけで緊張し、萎縮してしまうくらい。ゴウラ少尉など、トイレに立つたびに、敬礼・報告をしていたもの……。


 参謀長は、どこまでも真面目で理想主義でした。帝国軍の悪評をこれ以上蔓延(まんえん)させないため、将兵への略奪を禁じ、戦利品はことごとく国庫へ納めるなど、帝国法を順守したのです。

 

 当初の予定よりひと月も早く、帝国軍はヴァナヘイム国南西の要衝・ヴァーラス城を攻め落としたものの、ここでも前線での将軍たちは略奪を禁じられました。そればかりか、希望する者は城主以下領民たちまで、城外に逃がしています。



 そうした差配に、帝国四将軍の堪忍袋の緒が切れたようです。


 彼らは派閥の領袖りょうしゅうたる黒狐――ターン=ブリクリウ大将――を通じ、東征軍のオーナーたる歩く脂身――アルイル=オーラム上級大将――を動かしました。


 東都・ダンダアクの黒狐も脂身も、前線からの献上品(略奪品)が届かないことに、業を煮やしていたようです。


 ちなみにレイス隊でも、ヴァーラス城主ムンディル家の令嬢を保護することになりました。これは、参謀長には絶対に内緒です。


 それにしても、口を開かねば、実に可愛らしい少女なのですが。口を開かねば。



 オウェル中将の処遇はテンポよく進みました。冤罪えんざいが仕掛けられるや参謀長の任を解かれ、東都へ強制送還。弁明の機会もろくに与えられず、階級はく奪の上、収監されたそうです。


 連座人事の波は、私たち参謀部にも及ぶものと危惧されました。


 ところが、その波は、東征軍総司令官・ズフタフ=アトロン大将によって止められました。総司令官のおかげで、レイス隊は東征軍参謀部に留任となったわけです。


 私たちがほっと一息をついたここまでが、第1章のあらすじでした。



【作者からのお願い】

この先も「キイルタ=トラフの小休止」は少しだけ続きます。


ああ、そんなこともありましたな、と物語当初を思い出していただけた方は、是非、ブックマークや評価をお願い致します。


このページの下側にある「ブックマークに追加」や「いいね」ボタン、【☆☆☆☆☆】をタップいただけましたら幸いです。



【予 告】

次回、「【プレイバック②】キイルタ=トラフの小休止」お楽しみに。

前回に続き、第2章・第3章を振り返ってみたいと思います。


参謀部を更迭になったレイス隊は、引っ越し作業の真っ只なか。少々騒がしい状況ではございますが、宜しくお願い致します。

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