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一番前を古龍たちが受け持ってくれてる。そしてその後ろに神と龍達の上澄みというか? 実力者たちが固めてる。龍なら神竜改の面々と神なら上位の神達だ。メインのダメージソースはそんな彼等だけど、勿論だけと、中位の神や更に下の下位の神たちは何も出来てないのか? というとそんなことはない。竜も龍達に比べたら、色々と知能が足りないところがあるが、それでも数は武器になる。
いや、前なら……それこそ以前のままの現宇宙なら数が武器になる……なんてことはなかった。少なくとも始祖の龍に対しては……ね。いくら数がいても意味なんてなかった。でも今は違う。一人一人の攻撃だって今や始祖の龍は無視できない。だってダメージが通るようになってるんだから。
それに下位や中位の神、そしてただの竜達は何も一人……一体だけで攻撃をする必要はない。足りないならば、集えはいいのだ。小さいのなら、力を合わせればいい。一体では龍には及ばなくても、一人では上位の神には及ばなくても、集まってその力を集えば、上位にだって……いや、始祖の龍にだって今は届く。
まあ惜しむらくはここにアーミュラがいないことか。だって中位や下位、そんな神達にあいつは凄く信頼されてた。神たちは偉くて凄くて、話を聞いて……とか思うかもしれないが、そんなことはない。皆個性的で、その個性がとてもとんがってるのだ。
それにそれぞれに自信がある。いや、始祖の龍を前に自信なんてのは持てないだろうが、それでもいろいろな千差万別な力があるわけで、誰もが誰かの力を把握してるってことはない。
それだけ顔が広いようなやつじゃないと……ね。いろんな陣営、いろんなチーム……いろんな交友関係を築いてた奴……そんなのは少ない。それが出来てたのがアーミュラだった。
あいつは下位の神の中ではかなりの影響力が合ったし、中位を飛び越えて一気に上位にまでなってた。上位にも顔がとおってたけど、勿論中位の神々との交流だってしてただろう。
色々と上手く立ち回ってたのがアーミュラだったのだ。私は大抵自身の宇宙に引きこもってたけどさ、アーミュラは良くいろんな神と交流とかしてたんじゃないだろうか? でもそのアーミュラは始祖の龍側だ。
だから下位の神や中位の神を上手くまとめて、運用する? そんな存在がね。いや中位や下位の神は数だけは多いんだから、アーミュラだけってわけじゃないだろう。実際今も一応、力をを合わせて攻撃をしてるしね。最初は失敗とかしてた。
一人ひとりで挑もうとしてたやつもいる。でもやっぱり中位や下位程度の力では一人ひとりではとても太刀打ちできないってその身で、肌で感じたんだろう。いや、その前に一回食べられた時に絶望としてその身に刻んでたはずではある。
だからこそ、手を取り合う……というのは彼等が自然と選択するべき手段だ。それを出来ないと、リスクが上がるだけ。一人ひとりの思い、力……それが次第に一つの目標。始祖の龍へと収束していく。




