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『全てはこのときのため。今の優先順位を忘れるな!』
大きな言葉……といっても別にズラララバライトは言葉を発してるわけじゃなく、その思考に思念というか? それを叩きつけてるだけだ。そもそも龍とか竜がそんな細かな発声出来るわけもなし、奴らの会話は大体は思念のやり取りである。
だからこれも思念の声だ。だから伝えたいと思ったやつには確実にとどく。ズラララバライトはその声をこの場にいる全てに伝えてる。
だからまあ事情を知らない奴は「それもそうだな」って思うだろう。なにせ始祖の龍は強敵だ。いくら神と龍やら古龍が束になっても勝てるとは限らない程に強敵。だからこそ、今は戦いに集中しろ! というようなズラララバライトの言葉は納得できるものではあるだろう。
でもそれは勢いに任せた言葉でしかない。
『後でしっかりと説明してもらいますよ!』
それはゼーファスの相棒である白い古龍の言葉。やっぱり神の頂点であるゼーファスの相棒であるからなのか古龍の中ではこの白いのが中心にいるようだ。
『ふっ、古龍も勢揃いのようだな。こんな光景いつぶりだろうか?』
そんな風にいうのは空間を裂けて顔だけ出すルドルヴルヴだ。あいつ今までどこに? いやいくら空間を裂けたり出来るといってもそこも結局は現宇宙だからね。始祖の龍から逃れることはできない。だからやられて復活したんだろうけど……あいつもやる気になったみたいだね。まあ古龍がこれだから揃えばね。
てか今動かなかったら、もう次なんてないし……ルドルヴルヴはそのくらいわかってるだろう。なにせ長年……それこそ悠久という時間封じてきた存在だ。なにかやってたんだろう。
『ルドルヴルヴ、貴方はいつも隠れすぎです。何も言わずになんでもやる!』
『ふっそれは我ら皆、同じではないか?』
二人はいつぶりかくらいにあっただろうにすぐにかつての距離感を取り戻してるようにみえる。古龍はそこまで仲良くもないが、仲悪くもない程度の? 適度な距離感を保ってるような連中なのかとおもってたけど、そこそこ関係的には良好なようだ。これって実はズラララバライトが一番問題児だったのでは?
なんか色々と自由にしてたし。私にちょっかいかけたりね。
『始祖の龍……我らが父よ』
『かつては出来なかった事を今……』
『貴方が生み出したこの宇宙の全ての輝きをもって……』
『『あんたを超える!!』』
そんな風に古龍たちが個々に言葉を紡いでいった。最前線に古龍たちが突き進む。どうやら彼等はかつてのリベンジマッチをしてるようだ。




