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「違うから。私がここに来たのは終わらせるため」
「始祖の龍は知ってるの?」
いくらパートナーでもね。勝手に動く事は始祖の龍の機嫌を損ねるだろう。あいつ短気っぽいし? そもそも何も言わなくても始祖の龍にはアーミュラの行動は筒抜けだとおもうけど……それで考えると、やっぱり一応許可をもらってる……といえるのだろうか? でもあいつ、何も考えないやつだよ? 野生だよ。野生。私たちはどうあっても始祖の龍的には敵……のハズ。それなら問答無用で食べる! ってのが始祖の龍のような?
「もちろん、私たちに隠し事はできない。だから、先に私がいくってね。そういった」
「それって……後からくるじゃん」
「その前に終わらせればいい」
なるほど? まあそれなら確かに始祖の龍を騙してはないか。てか……こんなに喋っていいの? アーミュラの奴は始祖の龍のパートナーになってからはそんなに喋んなくなってたと思ったけど?
私のそんな疑問がわかったのか、アーミュラはなんか疲れた表情で微笑んだ。
「パートナーになってわかったわ。私たちは同等でも、対等じゃないってね」
「それって……」
どういうことだろうか? 同等だけど、対等ではない……立場的にはアーミュラは始祖の龍のパートナーになったわけだから権限的には始祖の龍と同等の物を持ってると見て良いよね?
つまりは最上位だ。神も古龍も飛び越えたトップオブトップといえるとおもう。だって始祖の龍と同等というのはそういうことだろう。まあアーミュラがそれを行使したのは見たことないが……だって常に始祖の龍が手厚く守ってたからね。
それを披露なんてする必要はなかった。その前に始祖の龍が全てを破壊して食い尽くしてしまうからだ。時々アーミュラは「めっ」してたくらいだよね。同じ立場で同等ではあった。でも結局の所、対等じゃなかったというのは……
「私は始祖の龍を……あの存在をわかってあげられない」
そんなことをつぶやくアーミュラ。始祖の龍といっしょにいた時間が一番長い彼女がそういうとはね。すると今度はこんなこともいってきた。
「やっぱり貴方の方が良かったのかもね。ラーゼ、貴方ならあの子を理解できたかもしれない」
「いや、それはないでしょ」
私はきっぱりと……それも反射的にそう言ってしまってたよ。




