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 私は説得する必要はないとククール神にいった。実際そんな時間はないのだ。油断したら一発アウトが始祖の龍との戦いだよ? 今無事なのは多少なりともカサノヴァのメイクの影響が大きい。

 あとはまだまだ始祖の龍が本気を出してないってもある。まあそっちが9割ではある。カサノヴァのメイクの影響なんて実際1割もあれば良いほうだろう。カサノヴァは自身のメイクに絶対の自信があるみたいだけど……私的にはそこまで信用してないっていうか? 

 いや、いまでも効果はある程度でてるんだし、完成したらその倍々くらいに効果が強くなるものと思われる。それは事実だろう。それに始祖の龍には力で上回るなんてのは不可能なんだから、別方面からのアプローチは試すのが正解だろう。


 カサノヴァは自身の概念を押し付けようとしてる。メイクは装飾だ。でもただ単に着飾ることじゃない。もっと重要な意味をカサノヴァは込めてると思うんだ。それに賭けてるのは……そう誰よりも自身のメイクに賭けてるのはきっとカサノヴァ自身。


 始祖の龍にも通用したとなったら、カサノヴァのメイクは「始祖の龍にも通用する」メイクと宣伝できるからね。ここで失った仲間? いや、仲間とかとはカサノヴァは思ってない可能性のほうが高い。

 ただの信者とか、都合のいい駒とか? よりも大きなリターンをカサノヴァは期待してるはずだ。まあそれこそが、全く新たな宇宙だ。


 誰が始めた宇宙じゃなく、自身が始める宇宙をカサノヴァは欲してる。これは私が実は――「もう持ってるんだよね~」――とかいったら、あいつは悔しがりそうである。だってそうだろう。

 今あいつが危険を犯してまで手に入れようとしてる新生宇宙……それを私は既にもってるんだ。これもカサノヴァを煽る時に追加しておこう。自身が騙されたと気づき、そして自身が求めてた物を下と見下してた私が既にもってるとしる。


 それは一体どれだけの屈辱だろう? きっとすごいことになる。まあけど、このまま無意味にカサノヴァを死なせるのは私の本望でもないのだ。


「どうするのですか?」


 ククール神が私の意図を問いただしてくる。説得の必要がないといったからどうしたらいいか? ってことなんだろうね。だってここの神たちは、臆病風に吹かれてるからね。 

 説得するのも時間がかかるに決まってる。そしてそんな時間的余裕はない。動かない奴を動かすための方法なんて考えてる場合じゃないのだ。


「ククール神、力を解放しなさい」

「ここでですか?」

「ええ、素晴らしいパフォーマンスを魅せてあげる」


 私はそう言ってニッコリと笑った。


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