表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2487/2548

&552

 メイクを完成させようとしてるカサノヴァ。派手なメイクだから、あれだけ適当にぶっかける感じでどうにかなってるようだけど……


「ふん,そこよ!」


 そういって急反転したカサノヴァは始祖の龍へとつっこんでいく。そんな自殺行為をあいつが? とおもった。いちおうフォローができるように私は片目だしの少女にそれなりの位置に置いておく。無差別に放ってる始祖の龍の攻撃に対して他の神や竜たちはてんやわんやしてる。

 私も仮の姿の片目の少女でてんやわんやを演じてるわけたけど、実際はなんでもないからね。だからさりげなくカサノヴァの近くにいる。まあ近くと言ってもあんまり認識されたくないし? 向こうからみたら点にしか見えない位置ではある。

 まあ私たち神にとってはそれでも目と鼻の先と言える距離ではある。


(全く無茶を)


 やけになった……というわけでないと思う。そういうやつじゃカサノヴァはないしね。あいつはそういう信頼はある。絶対に安全な時にしか奴は動かない。でも……


(今が安全?)


 そう思ったけど、どうやらカサノヴァはうまくやったようだ。カサノヴァは始祖の龍へと向かってその噛みつき攻撃を避けると同時に手に持ってたさまざまなメイク道具をパパパパ−−っと駆使する。するとなんか乗っかってたというか? 重ねてただけのようだった派手なメイク。それがなんか始祖の龍へと馴染んだ? ような感じになった。


「やっぱり気になってたんだ」


 私は片目の少女でそう呟く。やっぱりカサノヴァもあのざっとしたメイクでは「完璧」とはおもってなかったいうことだ。だから直接手をかけて始祖の龍へと馴染ませた。ひと手間を加えることで完成度ってやつかグッとあがる。

 そういうのはよくある。今回やったのは前爪の一つだった。ぶっかけただけでも派手な爪にデコられてたわけだけど、さらにそこに繊細さと緻密さが加わった。ただの爪の一つ? と思うかもしれないが、始祖の龍はでかいのだ。だから爪でもカサノヴァとかそこらの竜よりもデカかったする。 

 今回はうまくいった。でも……何回も同じことをするとなると、かなりリスキーな気はする。だって始祖の龍はたしかに野生的で賢くはない。でも、やつの野生の勘とか、野生の適応性をなめちゃいけない。奴は絶対に対応してくる。何回も何回も同じことがうまくいく……なんておもっちゃいけない。


(おもっちゃいけないよカサノヴァ)


 私は心の中で忠告してあげる。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ