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厳しい戦いなのは間違いない。けど、メイクを施されたことで「結果」が微妙にずれてる気がする。どういうことなのかというと、この宇宙への絶対的な始祖の龍の法則。それはある意味で不変なはずなんだけど、カサノヴァのメイクを施すという干渉がその普遍に干渉してるようにみえる。
そのおかげだろう。始祖の龍が極太ビームを放つ。一瞬しか走らないようなビームじゃないよ。そのビームに巻き込まれた星が一瞬で消し炭になるようなビームを数分間、常に打ち続け、周囲の神や竜を一掃しようと首をグワングワンと動かしまくっている。一体それでどれだけの星が犠牲になったのか……まあ始祖の龍的にはこれから全部を飲み込むんだから、別にいくらぶっ壊れてもいんだろう。
だって自身の腹に収めるか、そうじゃないかの違い。それは始祖の龍にはとってはとても些細な違いなんだろう。だからこうやってなんのためらいもなく宇宙を破壊するかのようなビームを放てる。でも……
「あんまり巻き込まれてない」
本当ならこの宇宙の生物たちは始祖の龍が望めばその結果から逃れることはできない。あいつが「死ね」という思いで放ったそれは因果を超えて対象に「死」をもたらす。なぜかって? それは始祖の龍がそういう存在……だからだ。なぜといわれてもそうだから……としか言いようがない事実。
だからこのビームで今の戦力が一掃されておかしくない。派手だからよけやすい? 確かに予備動作とかわかりやすい。けど、神や竜にとっても始祖の龍の攻撃ってスケール感が違う。50メートル級の戦艦で戦ってたのに、1000メートル級の戦艦が突如現れたみたいなさ……つまりはそれだけの差があるのだ。
だからいくらその攻撃がわかったとしても、大きさが桁外れすぎてこのばにいるすべてを巻き込んでもおかしくないほどである。さらにいうと戦艦の砲撃とかは直線的にしか来ないかもしれないが、奴は自由に砲撃しながらでも常に動かせるからね。いくら神や竜が慌てて逃げたとしても、十分に全部を巻き込めるはずだっただろう。
私もこうやって余裕を持ってるけど、それはあの場にいないからであって、あの場にいたら慌ててどうにかこうにかして逃げてただろう。私のこの肉体の代わりに現場にいる片目を隠した彼女にも逃げる動作をした。でも……
「遅かったか」
とか思った。けどどうやら無事だ。こっちがだめだったか……と思ったのに無事。そんなのは始祖の龍の攻撃で起きるはずないと思うんだけど……それは起きてる。そしてそのおかげで大抵の神と竜はいきてる。それはつまりは始祖の龍の与えたい結果に、誤差が生じてるってことじゃん。
そしてそれを今できるのはカサノヴァしかいない。




