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&543

 始祖の龍がとんでもない咆哮を放った。それにはらんでた怒気。それはきっとカサノヴァにむけたものだったろう。


「こんな事しやがって!!」


 とかがあったと思う。でもそれでもカサノヴァは冷や汗を垂らしながらも、どうやら絶対の自信があるようだ。


「始祖の龍! 見なさい私を!!」


 そんな風に言って咆哮の影響で仲間……ではなく、カサノヴァ的には下僕とかいった方がいいのかな? そんな神や竜たちが軒並み行動不能に陥ってる中、カサノヴァはまだ動けてる。

 それにもなにかあるのかもしれない。メイクを完了させてたから、始祖の龍の今の咆哮にも耐えられた? でも……今の咆哮で始祖の龍の頭についてた3つのトゲ……いや、カサノヴァの頭と同じような髪は飛んでった。それに他にも色々とせっかくカサノヴァが施したメイクが崩れてる。


 そしてまっすぐに始祖の龍がカサノヴァへと向かう。始祖の龍はカサノヴァを喰らおうと向かってきてる。


「カサノヴァ様!」

「逃げてください!」


 忠誠心の高い神たちがそんなことを叫んでる。自分たちはさっきの始祖の龍の咆哮で動けないからね。仕方ない。ここはカサノヴァに自身でどうにかしてもらうしかない。

 その当のカサノヴァはどうしてるのかというと、何やら余裕ありそうだ。そして逃げる気はないようだった。


「メイクは完了したと言ったでしょ?」


 そんなつぶやきが私には聞こえた。その瞬間にはもう、始祖の龍の口が大きく開いてカサノヴァに迫ってた。あと一瞬でカサノヴァはあの口の中で咀嚼されてしまう……そんな状況。でもそんな事はなぜかおこらなかった。

 なぜなら、始祖の龍に再びメイクが戻ってたからだ。頭には3つの山が戻ってて、その体に施されたメイクも、咆哮で吹き飛ばす前の完璧な状態に戻ってる。そして口を開いたままで固まってる始祖の龍。


 その口に、いや牙にその手を添える。


「私たちは今や同じ家族なのよ? わかるでじょ?」


 怖い。まさかあの神。同じメイクをしたらもう仲間たとか家族とか思ってるヤバいやつ? 多分そんなことをカサノヴァは言ってるんだとおもう。いやいやいや、どんな暴論だよ? って感じ。でもなぜかそれで始祖の龍がカサノヴァへの攻撃を止めてる。

 もしかしたらカサノヴァのメイクはそういうカサノヴァの常識を植え付けるみたいな……そんな力なのかな?

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