表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2473/2563

&538

『ウサギっこちょっと隠れてなさい』


 私はそういって、ウサギっこにベールを作ってあげる。それはこの宇宙のベールではない。私の力100パーセントのベールだ。だってこうでもしないと、どこから死が襲ってくるかわからない。一度は始祖の龍がウサギっこの死を確定させてしまってるからね。

 確かに今はなんかたくさんの神やら竜やらが参戦してきた。そのせいでうやむやになった。他の神や竜が死んでくれてる。でも……あくまでそれは戦いの中で死んでるわけで、ウサギっこは始祖の龍直々に死を確定させられている。


 そうなると……ね。それはもう呪いのようなものだよ。死という呪い。なにせこの世界でてっぺんの存在に「お前死ね」――されたわけだからね。そう簡単になかったことになるものじゃない。だからこそ、ウサギっこを守るベールを作った。あたまをからそれをかぶせると、私には見えるが、ほかの人には見えなくなっただろう。

 いや、見えなくなんてそんなちゃちい性能ではない。この宇宙という場所から、存在事消えたはずだ。私の力がそれを実現してる。これで這いよる死を回避する。


「それでこれからどうするの?」

「とりあえずカサノヴァ達にはいけにえになってもらうよ」


 ウサギっこのその質問に私は簡単にそう答える。だってカサノヴァ達では始祖の龍に勝てないし? 本気でやるって決めたのなら、カサノヴァの相棒である龍とか出てきてもいいと思うんだけど……あいつらいい関係を築けてなかったんだろうね。


「ええー! やだー! あんたらでなんとかしなさいよおおお!」


 ――とか言いやがった。それでいくつかの竜を引きつれてどっかいった。いや、別に遠くにいったとかじゃなく、視線から外れるところまでいっただけだったけどさ……あれではカサノヴァたちと一緒にはたたかってくれないだろう。


 まあカサノヴァには個人的に恨みがあるから、このまま始祖の龍とぶつけてるわけだけど、そのパートナーである龍にまで恨みがあるわけじゃないからね。別に来てくれないのなら、それならそれでいい。でも一応はカサノヴァも上位神だからね。戦力としては大きい。

 それに……だ。それに……


「今の状況でこれだけの神を煽動できる奴ってほかにいないからね……」


 それは貴重な能力ではあるよね。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ