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&531

「それって貴方の……そう貴方のご自慢の占いで出たっことでいいのかしら?」


 カサノヴァのその言葉にククール神は顔を上げる。そして二人の視線がぶつかった。実際恍惚な表情をしてたわけだけど、向き合う時は真剣な顔をカサノヴァは作ってる。

 そこら辺はさすがは上位の神って感じだ。一応相手の言葉をそのままうけいれる……なんてこともしないだけの慎重さもあるみたい。もっと頭パッパラパーなら楽なんだけどね。まあ上位にまでたどり着いたような神が馬鹿でアホで間抜けなわけはないだろう。

 でもだからこそ、こいつのプライドは超宇宙級だろう。宇宙の中にはデブリがある。そして長く長く成長してきた宇宙にはそのゴミが集まった山があるらしい。そこにだけ巣食う不思議な存在もあるとか。


 それはいくつもの宇宙を縦断するほどに大きく伸びてるとか。まさにそれだよ。それほどにこいつのプライドは高い。間違いないね。


「ここにはいないけど、貴方ってイセノ神と仲良かったわよね? そっちに行った方が良いんじゃない? 私で本当にいいの? イセノ神がいないから私にって……それはちょと都合がいいんじゃないかしら? いくら高名な貴方でもね」


 ふむ、どうやらカサノヴァはそのイセノ神? が気になるようだ。私は出会ったことがない神だね。カサノヴァが意識するって事は、どうやらその神も上位の神ってことになるんだろう。

 そしてカサノヴァが意識するって事は、いい神なのかもしれない。そしてカサノヴァよりも人気がある。間違いないね。だってこのプライド高いカサノヴァが意識してるんだよ? 女が意識する理由なんて決まってる。


 「嫉妬」――である。私は全然知らないが、そのイセノ神には同情を禁じ得ない。だってこんな嫌な奴に嫌われらたらね……絶対嫌がらせとかやられてたはずだ。そレに今の言葉……こいつはきっと一度自分の方に来ると決めたのなら、裏切るのは許さないってことだとおもう。

 そして自分に取っての「利」って奴をしめせってことだとも……本当に強欲である。高名なククール神がつくのはカサノヴァ神――という泊だけでは満足できないらしい。まあけどそれはククール神だってわかってる。そのための手土産……それを私は用意してる。


「わかってます。ですが私にできるのは占いだけなのも事実。他には……これしか」

「それは!」


 食いつた。それはそうだろう。ここでククール神の占いが役に立った。あとは私の力があれば、始祖の力でそれを作るのに苦労はなかったからね。さあ踊れ。私のおもう通りに。

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