↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
77/93

(8)透明な予兆(前日)

 相変わらず学校での疎外は続いている。教師は同じことを繰り返している。


 辺根さんと、また待ち合わせて帰り道を歩いた。その話の中で、彼女と一緒に図書館に行くことを約束した。次の日曜日に、同じところで待ち合わせをしようと言って。


 僕がどれだけ有頂天になるほど喜んだか、彼女にどこまで隠せていたのか疑わしいくらいだったなんて、もはや言うまでもないだろう。その感激は、期待は、鹿屋さんと会うことを待ち望むのと同じくらいだったと思う。


 いつもの交差点で彼女と別れた。どんな世界であろうと、その世界にいる大人たちがどれだけ馬鹿であろうと、明日のことと、明日もこうして会えることがうれしくて仕方がなかった。そんな風に胸を躍らせながら、僕は帰り道を歩いた。


 家ではウーティスと話した。そいつも相変わらず出歩いている。僕の気も知らずに。しかし、腹立たしいという気持ちも起きなかった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。