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(8)透明な予兆(前日)
相変わらず学校での疎外は続いている。教師は同じことを繰り返している。
辺根さんと、また待ち合わせて帰り道を歩いた。その話の中で、彼女と一緒に図書館に行くことを約束した。次の日曜日に、同じところで待ち合わせをしようと言って。
僕がどれだけ有頂天になるほど喜んだか、彼女にどこまで隠せていたのか疑わしいくらいだったなんて、もはや言うまでもないだろう。その感激は、期待は、鹿屋さんと会うことを待ち望むのと同じくらいだったと思う。
いつもの交差点で彼女と別れた。どんな世界であろうと、その世界にいる大人たちがどれだけ馬鹿であろうと、明日のことと、明日もこうして会えることがうれしくて仕方がなかった。そんな風に胸を躍らせながら、僕は帰り道を歩いた。
家ではウーティスと話した。そいつも相変わらず出歩いている。僕の気も知らずに。しかし、腹立たしいという気持ちも起きなかった。




