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罪過を綴る  作者: asahi
中学生編。

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8/20

特別な時間。

「小春。」


「一緒に帰ろう。」


「もちろん、手を繋いでね。」


「ちょっと、バカ。」


「そんなことしたら、

みんなに付き合ってることがばれちゃうでしょ?」


小春は、小声で話した。


クラスメイトがまだ、教室にいるからだろう。


でも、その頬は、もう赤く染まっていた。


小春は、感情が顔にでるから、分かりやすいな。


「いいんじゃない?それでも。」


「僕は小春ともっと、手を繋いでいたいけど。」


「も~。まだ、早いよ。」


「というか、夕日ってそんな甘えたい人だったんだ。」


「付き合う前は、もっと素っ気ない感じだったのに。」


確かに言われてみれば、そうかもしれない。


僕は、自分にも、他人にも、一線を引いていたはず。


まぁ、なんでもいいか。


「うん。小春が好きだからさ。」


「仕方ないよ。」


「じゃあ、改めて手を繋いで帰ろうか。」


「だから、まだ早いって!」


小春が照れて縮こまった。


「前から言おうと思ってたけどさ。」


「小春って感情がすぐに顔にでるよね。」


「いま、小春の顔。真っ赤だよ?」


小春が咄嗟に顔をそらした。


それならその隙に....


「捕まえた。」


僕は、小春の手を握った。


クラスメイトからの視線が一気に集まる。


「朝とは状況が逆だね。」


「今日は、もう離したくないよ。」


「う~。ずるいよ....」


「じゃあ、帰ろうか。」


「あと、周りのクラスメイトにはもう、気づかれたね。」


「明日からは気にせず、手を繋いでいられるよ。」


「もう、本当に許さないんだから////」


僕たちは結局手を繋いで教室を出た。


あの二人付き合ってたんだ。意外だよね。


って声が聞こえる。


ひそひそ声であったが、小春の耳にもちゃんと聞こえていた。


更に恥ずかしそうにしている小春がより一層可愛く映った。



小春....



そうだ。



小春は、僕だけの恋人なんだ。

読んでいただき、ありがとうございます。

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