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罪過を綴る  作者: asahi
中学生編。

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7/20

乖離。

興味を持って頂きありがとうございます。

是非楽しんでください。


アラームが鳴る前に目を覚ました。


それでも、普段と変わらない朝だ。


洗面所に行って、洗顔をして、髪を整える。


前髪で目を覆う。


今日の私も、可愛いかな.....


「ぴぴぴ」


二階からアラームの音がした。


さっき、電源を切っていればと、少し後悔して、


アラームを止めに行く。


そして、リビングで、パパとママを待つ。


起きてくるまで、あと15分くらいか。


ふと、頭の中を遮ったのは、


やはり、小春のことだった。


顔を赤くした小春。


小春は自分で自分のことをあんまり、可愛くないという。


けれど、全然そんなことないと思う。


少なくとも、くっしゃと笑った顔を誰よりも可愛いと思っている。


まぁ、好きな漫画の話になると早口になるのは、


ちょっと、どうかと思うが。


そこも、また小春らしいのだろう。


キッチンで朝食の用意をしている音が聞こえた。


「え?」


思わず声が漏れる。


既にパパとママがリビングにいるのもそうだが、


私より、先に私を認識したはずなのに.......




「おはよう!パパとママ。」


「うん。おはよう。美月。」


そんなはずないか。


偶然気付かなかっただけだ。




きっとそうだ。


きっと。



今日も、三人で手を繋いで学校に向かう。


他愛のない話。


くだらない話。


そんなことに私は幸せを感じている。


両手に伝わる温もりが、





いや、こんなに冷たかったっけ。


昨日、小春と手を繋いだ時に感じた温もりより.....


小春の手はもっとあったかい。


違う、そんなはずはない。


「パパ、ママちょっと体調悪かったりする?」


「ん?そうだな。ちょっと、冷えるかもな。」


「ママは?」


「私も言われてみれば、ちょっと、そうかも。」


「でも、美月の手があったかいから、そこまで気にならないわ。」


「パパもそうだぞ~。」


そうだ。やっぱりそうだ。


それに、パパとママの役に立てたんだ。


私を必要としてくれた。


自然と握る手が強くなる。


「どうしたんだ?美月。」


「はは。なんでもないよ~~」


そんなことを話していたら、もう分かれ道に着いた。


「いってらっしゃい!パパ、ママ。」


「うん。美月も、いってらっしゃい。」


やっぱり私は愛されている。


私がきっとが可愛いから


パパとママが必要としてくれている。


かけがえのない存在なんだ。


上機嫌で、登校していると、後ろから目を覆われた。


「だ~れだ。」


「う~んとね。」


「小春がこんな幼稚なことするはずないからなぁ。」


「痛て。」


小春に頭を叩かれた。


そこそこ痛い。


「だれが幼稚だって!?」


「やば。逃げろ~~」


「おい!まて~」


あの交差点から、追いかけっこをした。


学校に着いても、まだ僕は小春から逃げていた。


「はぁはぁ。やっと捕まえた。」


「小春は本当に元気だな~。」


「それもあると思うけど。」


「夕日は体力がなさすぎじゃない?」


また、僕を名前で呼んでくれた。


小春......


「ちゃんと、ご飯食べてる?」


「体もこんなに細くて.....」


「うん。ちゃんと食べさせて貰ってるよ。」


「もしかしたら、小春より、軽いかもだけど。」


「ねぇ!ちょっと!」


「本当に怒るよ?」


「はは。ごめんごめん。」


僕と小春の時間。


もっと、もっと


僕を見て欲しいなぁ。

読んで頂き、ありがとうございました。

最低でも、一週間に2本は投稿したいです。

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