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罪過を綴る  作者: asahi
中学生編。

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6/20

家庭。


「うん。また明日ね。夕日。」


小春......


小春の声がまだ耳に響いている。


さっきまで、繋いでいた、手。


小春の温もりがまだ残っている。


すっかり日が落ちた通学路。


もう、何回も一人で通ったはずなのに。


今日は、何もかもが違った気がした。


玄関に着いて、カバンから鍵を取り出し、家に入る。


階段を上がり自室にカバンを置きに行く。


三人が写った写真が目に入る。


「だだいま....」


今日は、なんとなくそう呟いた。


洗面所に行き、手を洗い、制服から部屋着に着替える。


リビングに向かい、テーブルの上を確認する。


1000円札とカップ麺が置かれている。


「今日は、食べなくてもいいか。」


小春のことで、頭がいっぱいのせいか、


自然とお腹は空いていない。


パパとママはいつも深夜に帰宅する。


家には、私が一人。


適当にシャワーを浴びて、髪を乾かして、肌を保湿する。


今日は、なんか疲れたなぁ....


小春。


小春。


僕を好きでいてくれる人。


いや、違う。



僕を必要としてくれる人。

読んでいただき、ありがとうございます。

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