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家庭。
「うん。また明日ね。夕日。」
小春......
小春の声がまだ耳に響いている。
さっきまで、繋いでいた、手。
小春の温もりがまだ残っている。
すっかり日が落ちた通学路。
もう、何回も一人で通ったはずなのに。
今日は、何もかもが違った気がした。
玄関に着いて、カバンから鍵を取り出し、家に入る。
階段を上がり自室にカバンを置きに行く。
三人が写った写真が目に入る。
「だだいま....」
今日は、なんとなくそう呟いた。
洗面所に行き、手を洗い、制服から部屋着に着替える。
リビングに向かい、テーブルの上を確認する。
1000円札とカップ麺が置かれている。
「今日は、食べなくてもいいか。」
小春のことで、頭がいっぱいのせいか、
自然とお腹は空いていない。
パパとママはいつも深夜に帰宅する。
家には、私が一人。
適当にシャワーを浴びて、髪を乾かして、肌を保湿する。
今日は、なんか疲れたなぁ....
小春。
小春。
僕を好きでいてくれる人。
いや、違う。
僕を必要としてくれる人。
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