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底の見えない者達

すみません、ちょっと忙しくて投稿遅れました。


「えーっと、改めてまして黒桃(こくとう)さんよろしくお願いしますね」


「ああ、さっきは悪かったな。急に声を出して」


「いえいえ、大丈夫ですよ。でも気になったんですけどシスターさんはももさんって呼んでましたよね」


「まぁ、それはあの人に助けて貰ったというか、恩人というか…」


思ったことを聞いてみると黒桃さんはしどろもどろになってそう答える。悪魔である黒い肌が何となく赤くなってそうなほどの慌てようだし表情だ。


後、その時の一(いち)さんを横目で伺うとめちゃくちゃニヤニヤしていてすこぶる寒気がした。なんか絶対変なこと考えてるし、こういう場合は碌なことが起きない。


「ふーん、悪魔ちゃんも好きな娘ができたら変わるのね」


「別にそういうわけじゃ、ていうか悪魔ちゃんって俺かよ。まぁ黒桃(くろもも)よりはマシだけど種属名だし他に呼び方ないの?」


「えー、私的に残りはあくちゃんかこくちゃんしかないよ」


「いや何でですか。普通に黒桃(こくとう)さんって呼べばいいじゃないでしょ」


「それじゃあつまんないし、最初の悪魔より文字が多いよ」


呼び方に面白さなんて要らないと思うんだけど。


「一さんが面白さを求め始めると酷い目に遭うからなぁ。やめて欲しいよ」


「レン君がそれを言いますかね?あなたも結構面倒くさいこと起こしますよ。一ちゃんと同じような目になった時は特にね」


「そんなことないと思うんだけど…」


「それよりさぁ、みんなはどんなことできるの?役割決めたいから知っておきたい」


「話しのきっかけになったの全部一さんなんだよね」


「それと先に一つ言っておきたいが俺はステータスを教えたくない。またワンコさんと戦う可能性はあるからな。だから情報を共有するなら3人でやってくれ俺はどっか行ってるから」


ボクは一さんと一回戦って手の内バレてるからあんまり隠しても意味ないんだよね。ほとんどできること変わってないし


「それならレン君はどうしますか?私たちは2人はお互い共有してるから、レン君次第ですよ」


「ボクは別に教えても問題ないよ。それに一さんを殺す時はもっと準備するから」


「あら、それは魅力的なお誘いだね」


ボクのステータスを教えた後、2人のステータスも教えて貰うことにした。どっちかというとボクの情報がバレるより2人のステータスを知る方が重要だと思うし



PC レン

LV17

種属 妖精

職業 曲芸師(短剣)

HP <体力>30 (+0)

MP <魔力>100 (+20)

STM <スタミナ> 10 (+0)

STR <筋力> 1 (+0)

INT <知力> 50 (+0)

DEX <器用さ>50 (+0)

AGI <敏捷>70 (+10)

VIT <防御力>1 (+0)

LUC <運> 38 (+0)


スキル

<スラストダガーⅢ><舞風Ⅲ><クリティカルカットⅢ><天地無用Ⅱ><研魔>


魔法

<突風(ブラスト)Ⅲ>


装備 

武器 月欠ノ葉(ゲツガノハ)

頭 月見の羽飾り +6

胴 月見の羽衣 +6

腰 月見の羽衣 +6

足 月見の靴 +6

アクセサリー なし

合計防御力 24



PC 一(いち)

LV26

種属 粘人(スライム)

職業 狂戦士(バーサーカー)(双斧)

HP <体力>100 (+30)

MP <魔力>10 (+0)

STM <スタミナ> 50 (+10)

STR <筋力> 70 (+20)

INT <知力> 10 (+0)

DEX <器用さ>40 (+20)

AGI <敏捷>50 (+20)

VIT <防御力>30 (+0)

LUC <運> 30 (+20)


スキル

<背水Ⅴ><不屈Ⅴ><重攻Ⅴ><針孔雀(みずどり)Ⅳ><繚乱Ⅲ><狂界Ⅱ><紅影(こうえい)>


魔法



装備 

武器 血落の双斧

頭 種肉の芽 +10

胴 白髄(はくずい)の甲殻 +8

腰 白髄(はくずい)の外殻 +8

足 白髄(はくずい)の靴  +8

アクセサリー 人形(ヒトガタ)の首飾り

合計防御力 34


<背水Ⅴ>:狂う戦士は血を求め続けて、乗り越えるべき死に挑み、窮地に追い込まれた時にその力を発揮する。HPが少ないほど筋力が上がり最大で3倍まで上昇する。


<不屈Ⅴ>:戦士に限界はなく、手が砕かれ足が捥げようとも止まることはない。戦場の中だけが癒しの場であり死地こそが己の存在を証明する。部位破壊や出血などでの行動阻害やスタミナの過剰消費を防ぎ、HPが3割以下の時スタミナ回復速度が2倍になる。


<重攻Ⅴ>:重さを追求した一撃に華麗さは無くただ相手を壊す為にある。攻撃の際に消費したスタミナが多いほど威力が上がり最大で1.5倍になる。さらに部位破壊をしやすくなり補正がかかる。


<針孔雀(みずどり)Ⅳ>:その身に在るべき形など無く、思う丈のまま姿を変えて力を振るう。凝縮した殺意を尖らせて全身から針を伸ばし攻撃する。発動の際にはHPを消費して威力と範囲はその量が多いほど上がる。


<繚乱Ⅲ>:入り乱れる暴力は矛先を選ばず、新たな敵に振るうたびその刃を磨いていく。最初に攻撃した敵とは別の敵を攻撃すると威力が1.1倍ずつ上がっていくそれは複数の敵に連鎖して最大で1.4倍になる。


<狂界Ⅱ>:解き放たれた者はもはや戦士ではなく、それは獣ですらない化け物。敵を屠り魂を喰らい血を啜って生き、己の糧とする。発動してから2分間、HPが少ないほど防御力が大幅に増やし敵を倒すたびに際限なく攻撃力が増える。


<紅影(こうえい)>:流れる血は人を惑わせる。それは流す者も流させる者も平等に狂わせていく。流す血が自分の姿の残像を型取り追うようになる。自身が出血状態の時のみスキルが発動する。



PC ヨウ

LV19

種属 屍人(キョンシー)

職業 死霊術師

HP <体力>40 (+20)

MP <魔力>40 (+10)

STM <スタミナ> 40 (+10)

STR <筋力> 60 (+40)

INT <知力> 30 (+10)

DEX <器用さ>30 (+10)

AGI <敏捷>50 (+20)

VIT <防御力>30 (+20)

LUC <運> 60 (+40)


スキル

<腐触Ⅲ> <理撃(りげき)Ⅲ><冷肺(れいはい)Ⅱ><黒爪(こくそう)>


魔法

<青い肢体(パッチサイト)Ⅲ>


装備 

武器 血染めの包帯

頭 血印の札 +7

胴 夜肌(やはだ)の霊服 +14

腰 装備不可

足 夜肌(やはだ)の革靴 +7

アクセサリー 

合計防御力 28


<腐触Ⅲ>:死者の手は触れる物全てを腐らせて分解して最後には塵へと変える。じわじわと感染させるように広がっていき連鎖して蝕み敵にダメージを与える。発動箇所は手や足で使うと代償として使用した部位がなくなる。


<理撃(りげき)Ⅲ>:窮鼠猫を噛むのように魔法使いも追い込まれば戦士を殴り倒す。だが魔力を通す熟練者の拳は追い込まれなくても戦士を超える十分な威力。魔力を消費して攻撃の威力に補正を掛けられる。


<冷肺(れいはい)Ⅱ>魔力を冷気に変えて肺に溜めることで体の中を巡らせる。発動中は冷気属性が付与され冷気耐性を得る。肺に溜めた冷気は吐き出すこともできるがその分効果時間が減る。効果時間は呼吸がどれだけ保つか、スタミナの最大値で決まる。



<黒爪(こくそう)>:指の先から黒い爪を飛び出させることができるようになる。爪は斬撃属性を持つだけでなく状態異常の毒やランダムのステータス低下を引き起こす。



<青い肢体(パッチサイト)Ⅲ>:死霊術に属するうちの一つ。肉体を魔力で作り増幅させる。作った肉体は元の体の影響も受けるが込めた魔力によって筋力と強度が変わる。


「2人共めちゃくちゃ強くない?一さんのレベルとか凄い高いし、ヨウさんだってボクより高くなってるじゃん」


「それは今日の午後から今の時間までずっとやり続けてるからね。私はそれよりもレン君のステータスが尖ってるのは気になったけど」


ステータスをお互いに確認した後、思ったことを言い合う、ヨウさんはボクのピーキーな性能を見て面白そうに笑っていた。


「戦った時から色々予想してたけどまさかステータスの内ふたつも犠牲にするとは思わなかったよ。やっぱり妖精属って強いんだね」


「それを言うなら一さんもだと思うけど。あの時全然スキル使わないなとは感じたけどまさかスキルのほとんどがパッシブの自己強化だったとは。ていうことはあの奇天烈な動きは全部粘人属(スライム)の特性でやってるってことだよね。そっちの方が強すぎじゃないの?」


「まぁまぁ、どっちの種属も強いでいいですよね。それに今は黒桃さんを待たせてるんですから呼びに行きましょうよ」


こうして情報の共有を終わらせたボク達は離れてくれた黒桃さんを呼びに行った。


「終わったのか?結構長かったな。」


東の門で先に待っててくれた黒桃さんに合流して準備をする。


「そういえば、黒桃さんはどんなことができるかだけ聞いてもいいですか?前衛か後衛とかそれだけでいいんですけど」


聞いた所で意味ないかもしれないけどそう聞いてみる。これは話してくれなさそうっていう意味じゃなくて、来る時気づいたけどおそらくこのパーティ全員が近接戦しかできないので役割とかいう以前の問題だった。


「あー、別にそこまで気を使ってくれる必要もないことなんだが。戦い方は見たら直ぐに分かると思うけど。まぁ、レベルぐらいなら教えてもいいか」


「俺のレベルは32だな」


「えっ!」


門の前でボクの驚いた声が遠くまで鳴り響いた。


このゲームはダメージをスキルによって補正を掛けれますが、それぞれ微妙に説明テキストの表現が違います。それはスキルによって筋力を上げる、攻撃力を上げる、威力を上げる、ダメージを増やす、など様々です。

特に違うのは筋力を上げる場合と攻撃力などを上げることの違いです。筋力はステータスですが攻撃力は武器と筋力の数値を足した物なので攻撃力を上げる方が効果が高いです。

威力は攻撃力やその時の自分の速度などダメージを計算する際の加点要素を全て足した後に補正を掛けるので1番分かりやすいです。

ちなみに増やすの場合は倍率ではなくて固定値で足されることになります。

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