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for W  作者: ちすく
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目覚め

―どれくらいの時がたっただろうか。

段々と意識が戻るのを感じる。

まだぼんやりとした意識の中目を開くと、

そこには見知らぬ天井があった。


「保健室のベットなんて初めてだし当然か。」


呟きを漏らすと同時に、意識がハッキリとすると、次第に視界も物の輪郭がよく見えるようになる。


(なんか、保健室ボロすぎないか?)


入学してから検診はあったし、こんなボロかった

記憶はない。あたりを見回す。


……!(蝋燭、、、?)


驚いて体を起こす。急に起こしたせいで

少し頭痛がするが、そんなことを気にしている

場合ではない。


明らかに見たことのない場所で、どこか

中世ヨーロッパのような雰囲気のある内装だった。


(学校で倒れたはずなのに、どうして…?)


一度部屋の外に出ようと、扉の前あたりまで歩き、

気がつく。すぐ横の姿見に写っていたのは、

俺の姿見じゃなかった。


髪の毛は黒髪センターパートから

深緑のボサボサあたまになっており、

服装は学校の名前が入ったジャージから

丈が膝くらいまであるベージュのシャツに

なっている。

顔も確実にアジア系統のソレではない。


「うひゃぁ…」


情けなく小さな悲鳴を上げ、俺は気絶した。

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